中国の人権運動家がノーベル平和賞を受賞 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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「天安門犠牲者にささぐ」と涙=平和賞受賞の劉暁波氏―面会の妻、軟禁状態に・中国
 【北京、ワシントン時事】ノーベル平和賞受賞が決まった中国の民主活動家、劉暁波氏(54)の妻の劉霞さん(49)は11日、自身の簡易ブログ「ツイッター」で劉氏と面会したことを明らかにした。また、米人権団体「フリーダム・ナウ」(ワシントン)によると、劉氏は面会した際、涙を流しながら「ノーベル賞は(1989年の)天安門事件の犠牲者にささげる」と語ったという。
 8日の平和賞授与決定に対する劉氏の反応が伝わるのは初めて。
 劉霞さんはツイッターで「兄弟たちよ。わたしは戻ってきた。8日に軟禁され、皆さんにいつ会えるか分からない。携帯電話も使えなくされ、電話を受けることもできない。暁波と会ったが、刑務所は9日夜、彼に受賞を知らせていた。皆さんわたしを支えてください」と記し、自らが現在も軟禁状態にあることを明かした。中国当局は平和賞受賞決定以降、人権活動家らを拘束したり、事情聴取したりするなど、国内で民主化機運が盛り上がることを警戒。平和賞受賞決定に関する情報統制も強めている。(時事通信 10月11日)

 9/30のエントリーで「独立運動や内戦というリスクをつねに勘定に入れて中央政府は外交政策を実行しなければならない」と書いた。
http://ameblo.jp/gosyukai/entry-10663671516.html
 今回のノーベル賞受賞は、そうした中国政府にとって大きな痛手だ。「6・4天安門事件」の際には天皇訪中によって中国の苦境を救った日本だが、今後、中国で民主化運動が再燃した場合はどういう対応をとるのだろうか。

 それにしても菅首相の
「普遍的価値である人権について、ノルウェーのノーベル賞委員会がそういう評価をし、メッセージを込めて賞を出した。そのことをしっかりと受け止めておきたい」
という談話はいただけない。そこにはユーモアもウイットもない・・・orz
 せめて
「同様の市民運動をしてきた者として、受賞の喜びを分かち合いたい」
とか
「北京では時々ニュース映像が消えるようだが、受賞者が消されないように見守ってゆきたい」
「中国では受賞のニュースがうまく流れていないが、技術的な問題があるのならば解決のお手伝いをしたい」
とか言えないものだろうか。
 
 今回の受賞を聞いて、劉暁波氏って誰?と思った方は多いのではないだろうか。有名どころではウーアルカイシさんとか、ウイグル人のラビア・カーディル女史とかいるだろうに。
 
 中国の共産党政権が崩壊したあと、そうした運動家たちと、きちんと話が出来るチャンネルを今のうちから築いておいたほうがいい。
 
yan