全国知事会、訓練受け入れ要請に「真摯に対応」
鳩山首相は２７日、東京・平河町の都道府県会館で開かれた全国知事会議に出席し、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題に関し、「沖縄の過重な負担をいくらかでも軽減したい。訓練の一部を沖縄県外に移すことは可能かどうか、ぜひ皆さんに考えてみようという気持ちを示してもらえればありがたい」と述べ、訓練の移転受け入れを要請した。
これを受け、全国知事会は「沖縄県に米軍基地が過度に集中しており、負担の軽減が必要であることを理解する。政府から熟慮された具体的な提案があった場合には、関係する市町村や住民の理解を前提とし、それぞれの地域の歴史的な経緯をふまえつつ、今後とも真摯に対応していく考えである」との見解をまとめた。
（5月27日18時13分配信 読売新聞）
「５月末には結論」というのは、オバマ政権へのリップサービスだったと考えればいい。辺野古を明記しようとしまいと、日米合意の原案回帰でアメリカ議会は再び米軍再編成予算を承認するだろう。
アメリカから「ルーピー（くるくるパー）」と言われたほうが「アメリカのポチ」と呼ばれるよりも数倍マシだと私は思う。相変わらず鳩山内閣の支持率は上がらないけど、首相の一連の行動は間違いなく沖縄の怒りに火をつけたわけだ。基地の負担は沖縄に押し付けておけばいい･･･と言う従来の考えは「沖縄差別」に他ならない。
今回の知事会に欠席表明している知事の名前を記録しておこう。
達増拓也（岩手）、吉村美栄子（山形）、村井嘉浩（宮城）、佐藤雄平（福島）、福田富一（栃木）、川勝平太（静岡）、村井仁（長野）、神田真秋（愛知）、嘉田由紀子（滋賀）、山田啓二（京都）、荒井正吾（奈良）、仁坂吉伸（和歌山）、井戸敏三（兵庫）、石井正弘（岡山）、二井関成（山口）、真鍋武紀（香川）、中村法道（長崎）、東国原英夫（宮崎）
ＪＡＬ撤退で存続危機の地方空港を抱える県が欠席というのはまずいんじゃないの？川勝さん！と思ったら１日２路線４便という大赤字空港を抱える〇〇県さんが出席してるからまあいいか…静岡はＦＤＡが健闘しているし。
〇〇県さんは口蹄疫でそれどころじゃないのかもしれない。でも感染が確認されたその日も含め、先月までは盛んに東京でテレビ出演されてましたよね…心はすでに「新党」にあったというわけですね。
広大な海上自衛隊航空基地を持つ〇〇県さんはご出席されてます。
「抑止力」というのは結局「心理戦」で、それには海上自衛隊とアメリカ海軍との共同作戦が重要になります。そういえば沖縄海兵隊はアメリカ第７艦隊所属だとか。小沢さんだけは最初から言ってました。「米軍のプレゼンスは第７艦隊だけで十分だ」と。日本が自主防衛の道を歩み、米軍基地が順次縮小されていこうとも第７艦隊だけは最後まで残る。
非核３原則を国是とする日本には第７艦隊に配備されている「あれ」が必要…鳩山さんがやっと学んだ「抑止力」というのはそういうコトだったりする。
yan