自民党新総裁に谷垣氏 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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「何より安倍・福田・麻生と3年で3人の総裁が代わったことが、わが党の信頼を大きく低下させた。同様に、メディアを通して国民に映る自民党の姿は、身内で固めた内閣、麻生総裁おろしに代表される党内抗争、派閥の長老による密室談合、テレビで勝手に発言する若手議員といったものであり、一体感が無く、統治能力に欠ける自民党を嫌悪する国民は少なくなかった。」

私のブログの読者の方から、自民党の敗因をどう考えているのか、との質問があったが、この再生会議の取りまとめをもって私の一応の回答としておきたい。

(自民党前衆議院議員 早川忠孝)

http://ameblo.jp/gusya-h/entry-10345891016.html


 この読者と言うのは私のことです。

 先の選挙で落選した早川さんは、民主党支持者に対しても、変わりなく応対してくれるブロガーで、現役弁護士さんでもある方です。

 こういう方がいる限り自民党は必ず再生するし、日本の政治状況は改善していくだろう。日本の将来は十分に明るい。もう「バブル」に踊らされることは無いかもしれないが、日本は「持続的な成長」を続けるだろう。世界一の債権国とはそういうものです。

 

 選挙直後、この早川さんのブログに「小沢氏の与党潰し戦略に対抗できる唯一の人材、小泉純一郎が任期の途中で退陣したことが最大の敗因である」と書かれていました。その時、ひどく違和感を覚えたんです。・・・小沢のせいだと思っているようだと、次も危ないぞ、と。

 「旗印を失ったまま戦いに臨まなければならなかったのだから、これでは一般の有権者、特に無党派層、浮動票といわれる方々の心を掴むことは難しい」とも仰っていましたが、党首を変えればどうにかなる問題でしょうか。

 

 早川さんは河野太郎支持を表明していましたが、私は谷垣さんで良かったと思う。河野さんでは無党派層を掴むことは出来ても、肝心の自民党のほうが分裂してしまいます。


 政権交代という結果を受けて、急に民主党に擦り寄ってくる「自称改革派」の市議会議員とかが多くなってきました。

 ホントに現金な連中です。豪衆会は基本的に「細野党」なので、総選挙の時はいろんなシガラミで動けない会員もいます。でも選挙が終わればノーサイド。JC卒業したら、みんなまた細野のところに政治の話を聞きに来ればいいんです。

 細野豪志に出会って、私たちは「政治家」に対する考え方を変えました。政治家はみんな何かを実現したくて政治を志すのです。自民党によって立つ人だって同じはずです。

 ところが一度当選してぬるま湯に浸かると、自分の次の選挙目当てで、有利なほうへと諂おうとする地方議員たちがいる・・・これが今、そしてこれからの状況です。

 私たちは今、ホンモノを見極めようと思うし、「みんな帰って来いよ」と呼びかけたいとも思っています。

 

 一敗地に塗れたとはいえ、自民党には民主党を倍する数の地方議員がいます。平家に敗れた源氏が再興できたのは生き残った地方豪族のおかげです。

 そして、今の選挙制度には、全国を11のブロックに分けて比例区が設置されています・・・ここに自民党再生のヒントがあります。

 新総裁は自民党をこのブロックごとに、北海道自民党・東北自民党・北関東自民党・南関東自民党・東京自民党・北陸信越自民党・東海自民党・近畿自民党・中国自民党・四国自民党・九州自民党といった11の地域政党に分けるべきです。

 そしてこの地域政党をきちんと機能させる為には、「比例代表の公認権」を与えてしまうくらいの大胆な方策が必要です。

 民主党のような政党はどうしても「大きな政府」を指向しがちです。対する自民党は徹底的に「小さな政府・地方分権」を目指すべきでしょう。

 この11の地域自民党が競い合って力をつければ、日本は自ずから「道州制」へと向かうはず。政権奪回の為には、こうした新しい「日本の未来像」とそれを実現する為の「具体策」が必要です。

 新しい「理念」と「仕掛け」。これは中央のおじいちゃん議員さんたちには無理です。今こそ自民党の地方議員たちは手を携え、声を上げるべきでしょう。民主党に媚を売っているときではありません。

 

yan