静岡新聞から その2 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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>「地元住民だって補償金を出せばあきらめるんじゃないの」「国だってそこを織り込み済みなんだよ」・・・地元の人たちが聞いたら怒り嘆くに違いない。こういう無責任な声が世相を乱しているのが今の日本だ。

   

 これはもう、原田さんの仰るとおりです。こういう無責任な声を紙上で取り上げてはいけないと思います。まるで国交相がそう思っているかのように「すり替え」られて聞こえてしまいますから。

 また「ダムを嘆きの涙でいっぱいにしてやりたい」と、うまいこと言うなぁと感心させられた「地元住民」のおばさん、実は推進派の町議会議員の方でしたね。立ち退きを推進してきた立場としてはTBSの「ヤラセ」も利用したいところでしょうが、往生際が悪すぎませんか?星河由紀子町議。

  

>7月の山口県防府市、8月の兵庫県佐用町のような豪雨災害を前にしても「ダムはいらない」の大合唱になるのだろうか。

  

 防府市の報道写真を見て「こんなところにも砂防ダムがあるんだ」と気がつきました。申し訳ない物言いになりますがあのダムは、犠牲者たちにとって「結果的に」何の役にも立たなかったということじゃないですか?

 だからもっとダムを作っておけば良かった…とでも言うのでしょうか。それよりも堆積した土砂を事前に搬出しておけば良かったんじゃないのですか?今後30から100兆円のメンテナンス費用が発生すると言うのはそういうことです。植林された生産林には「保水性が足りない」ことはもはや常識ではないのでしょうか。

 「急傾斜対策」という名目で全国津々浦々で山のコンクリート化が進んでいますが、そんなことよりも「危険な場所に家を建てさせない」という「線引き」の見直しが先なのではないですか?

 

>八ツ場ダムは、総事業費4600億円のうち約3200億円が投入済みで、あと1400億円で完成する。

 

 すでに地すべり対策のためにもう1000億ほど必要だと試算されています。足りないぶんは「地元負担」ということでよろしいですか。

 昨日のテレビ番組で、このダム工事の「安全協力会」の事務長さん(国交省OB)がインタビューに答えていました。「協力会内の談合で値段を吊り上げているという噂がありますが」という質問に「そんなことあるわけがない」とシラをきっていましたが、もうそういう嘘はやめたほうがいい。

  

>中止なら一都五県の負担分約2000億円を返還の上、、建設した構築物の撤去工事費がかかる。補償まで含めると大変な負の出費が生ずる。治水、利水の効果を考えれば推進派に軍配だろう。

 

 ならば長野の浅川ダムのように、県に下駄を預けてしまってはいかがでしょう。負担分2000億円をお返ししますから、推進するなり中止するなり「地方政府」に考えていただく方が合理的だと思います。

 

>八ツ場ダムは大胆な中止指令の標的にされても仕方がないくらい時間がかかっている。1947年の利根川決壊が直接要因だが、下流の首都圏の水需要が加わったからだ。

   

 50年の間に首都圏の水需要は減少してしまいました。農業用水も「高い水を買わされるのなら、今のままで十分」というのが本音ではないですか。ダムは「都市型水害」には無力です。

 50年の間に「災害の形」も変わってしまいました。国民の生命財産を守るために、災害対策も柔軟に変化すべきです。

 

>政権が苦境に陥れば一人詰め腹を切らされる。マニフェスト至上政治にはあり得るのだ。

 

「政治家は使い捨てでいい」

使い捨てだと思うから、その人の一番良い所を使おうと思うのです。

前原ファンの私が言うんです。

政治家は国民に使い捨てられることを恐れてはいけない。

それが理解できなかったから、自民党は負けたのです。

 

私たちは無限に税金を払い続けるつもりは無い。

国庫が逼迫しているのなら、公共事業にも「優先順位」があるべき。

国が出せるのは2000億円まで。

あとは地元の人たちが考えるべきです。

 

私は前原国土交通大臣を支持します。

 

yan