エアレース機vsF1マシンが競演
福島市大笹生の農道離着陸場「ふくしまスカイパーク」で21日、エアレース用のプロペラ機と、地上を走るF1マシンが共演した。
オーストリアの飲料メーカー「レッドブル」がホームページの映像撮影で実施したもので、プロペラ機には、福島市を練習場としてきた「レッドブル・エアレース」のパイロット・室屋義秀さんが乗り、F1マシンには元F1ドライバーのデービッド・クルサードさんがドライバーとして迫力ある妙技を披露した。
口コミで知ったファンたちが撮影を見学し、白煙を出しながらアクロバットを繰り返すプロペラ機と、爆音を上げながら最高速280キロで走るF1マシンの迫力に圧倒されていた。
この日の映像は22日以降に同社のホームページを通して全世界に発信される。
(2009年9月22日12時09分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090921-OYT1T00930.htm
旭化成株式会社は現在「研究機能」「国際的なフォーラム開催など世界へ情報発信できる機能」の富士支社への集積化を進めています(中期経営計画「GW2010」)。「海外向けのカタログの背景に富士山があると喜ばれる」「富士支社で会議をすると海外から人が集まりやすい」というのがその理由です。
マイス(MICE)という言葉を知っていますか?
観光庁はこの「MICE」を日本国内に誘致推進するために2010年を「マイスイヤー」と名づけました。これまでの狭義の国際会議(Convention)誘致中心の施策から企業等の研修旅行や会議、イベント、展示会の開催についても施策展開しようという大転換です。
ふくしま農道空港で行われたこうした撮影も、マイスの一つの形態であり、旭化成が気付いたように、私たちの住む静岡県はこのマイスイヤーのトップランナーになれる可能性があります。
F1日本グランプリ(残念ながら本年は富士ではなく鈴鹿開催)を直前に控え、レッドブルは全国各地でプロモーションビデオ撮影の場所を探していました。その企画の一つが「富士山を背景に、新幹線とF1マシンが競争する」というものでしたが、残念ながら「公益性のない撮影に、公道を貸し出すことは出来ない」という理由でこの企画はボツになってしまいました。
富士山静岡空港でさえ公益性と共に経済効果も求められる昨今です。JALの静岡からの撤退も噂されています。
来年はふくしま空港ではなく、「静岡空港を飛び立つ旅客機をF1マシンがぶち抜く」という企画を考えてみましたが、どうでしょうか?
yan