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豪衆会ブログ
(前略)
・・・しかし、民主党が圧勝する実感が湧かない読者も多いのではないか。今、民主党に追い風が吹いているのは確かだが、4年前の「郵政選挙」のときの小泉純一郎首相、1993年、非自民連立政権が誕生したときの細川護熙首相への国民の期待と比べると“微温”だからだ。
 鳩山由紀夫代表が遊説すれば、相当の聴衆が集まるが、そこに熱狂はない。熱狂はないのに圧勝が予測される──。
 この不可解な現状をひもとくカギは、5月16日に行われた代表選にあると筆者は見ている。
 代表選は小沢一郎氏に近い鳩山氏と、距離を置く岡田克也氏で争われ、鳩山氏が勝った。世論調査で人気の高かった岡田氏が敗れたときには「これで政権は遠のいた」と、失望の声も上がった。
 だが、実はこの結果こそ、衆院選に向けてはベターな選択だったのではないか。
 小沢氏の長年の政治遍歴を見ると「自分が苦境に置かれたとき、他党を巻き込んだ政界再編を仕掛ける」という法則にぶちあたる。2007年11月、自民党との大連立構想は記憶に新しい。新進党党首のとき橋本龍太郎首相との保保連合を仕掛け、自由党党首のときは、短期間ではあるが自自連立を実現した。
 岡田氏が代表になると小沢氏は否応なく非主流派になるから、政界再編に走る可能性が出てくる。このとき、選挙で政権を取る正攻法を突き進む岡田執行部は混乱に陥り、分裂含みの展開となっていただろう。
 もう一つ、小沢氏自身の「コアな支持層」も見落とせない。民主党の政党支持率は最近、20%前後で推移しているが、そのうち5%程度は小沢氏個人への支持層と言われる。もし岡田体制ならこの5%は、民主党支持ではなくなったかもしれない。5%という数字は、政権選択を決定づける数字だ。
 鳩山氏が代表になったことで、党分裂という最悪のシナリオの芽を摘み、小沢支持票をつなぎ止めた。これが「熱狂なき民主ブーム」につながっている。
(プレジデント6月23日(火) /平川悠三)


 プレジデントでこの記事を見つけたとき、心の中で快哉を叫んだ。
「これだよ!」 
 解散から総選挙まで40日の長い戦い。終盤戦、民主圧勝の報道がされる中、「現場」では4年前の郵政選挙のような熱狂を少しも感じないのだ。
 
 あの時は強烈な逆風で、豪志を落とすわけにはいかないと豪衆会もフル回転。「自転車遊説隊」にも参加した。相手はモンスターのような地元代議士。少しでも街頭演説の人数を集めようと呼びかけ、奔走したのが嘘のようだ。
 今回は、後援会組織に告知しておけば、自然と人が集まってくる。「うちわ型」の選挙ビラも大正解。「それ、もらえるかしら?」と有権者の方から寄って来る。なんなんだ、この違いは…orz
 
 小沢一郎に命じられるまま、昨年の9月には街頭演説500回、飛び込みの戸別訪問5000軒を達成。そうして相手陣営の金城湯池である富士市内の各地域でも、続々と後援会が立ち上がっていった。
 統一地方選挙で勝ったことも大きい。県議、市議のネットワークが網の目のように広がり、細野豪志を支えようという機運が盛り上がる。昨日まで相手陣営だった議員さんも「色目」を使って擦り寄ってくるようになった。それが静岡県知事選挙での勝利に繋がる。
 
 突然予定していた遊説会場が使えなくなるなど、今回も相手陣営の嫌がらせもあったが、4年前のような怒りを感じることはない。私たちのような勝手に豪志を応援するグループは、駐車場係やプラカード持ちなどの裏方に徹して、静かに「その時」を待つことになる。
 
 熱狂なき民主ブーム?…これはブームなどではない。
 小沢一郎は郵政選挙での敗因を「地方組織の脆弱さ」だと看破した。地方選での相乗りを禁止し、相手陣営の支持層にも手を突っ込むことを命じ、辻立ち、戸別訪問といった地味な活動を4年間続けてきた。
 黙々とこなしてきた細野豪志。今頃になって「どぶ板選挙」などと言っている自民党と公明党。これはアリとキリギリスの戦いなのだ。

2009・8・30
私たちは今、歴史的な瞬間に立ち会おうとしている。
 
yan