津島派会長が突然辞任 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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あのころの栄華いずこ さまよう平成研
 自民党津島派(平成研究会、68人)会長の津島雄二元厚相(79)の突然の引退表明に、津島派は「寝耳に水だ」(船田元・元経企庁長官)と戸惑いを隠さない。当面は会長代理の額賀福志郎元財務相を中心に衆院選を乗り切る構えだが、混乱は避けられず、長く自民党の中核を担ってきた党内第2派閥はますます凋落(ちょうらく)する可能性もある。

 津島派では、津島氏が近く会長職を退くことは既定路線だったが、派閥幹部は引退表明を一切知らされていなかった。派内では「後の道筋を付けないまま、逃げるように引退表明するのは無責任だ」(閣僚経験者)と反発の声が続出している。

 (中略)

 昨年秋の総裁選で津島氏は、麻生太郎首相支持で派をまとめようとしたが、派内の若手・中堅は石破茂農水相を擁立。最近では、派内若手と連携し、独自行動を続ける鳩山邦夫前総務相にも「見て見ぬふり」を続け、派内では不信感が広がっていた。

 後継会長選びも前途多難だ。かつて「派のプリンス」として将来を嘱望された額賀氏も過去2回総裁選出馬を断念したこともあり、求心力は乏しい。船田氏や石破氏、小坂憲次元文科相らを推す声もあるが、決定打に欠ける。中堅・ベテラン勢が次期衆院選で苦戦が伝えられていることも「ポスト津島」の視界が開けない大きな理由となっている。

 (後略)

7月20日7時56分配信 産経新聞より 



突然辞任のニュースが入ってきたので、

昨日に引き続き、津島派の話を・・・

 後任は「額賀福志郎」さんで決まりだろうか?

でもこの方は

守屋事件など様々な贈収賄事件に関与しており、

その度に「不徳のいたすところ」と弁明を繰り返してきた

つまり本人が言うとおり「徳が無い」のだ。

 

 津島派(平成研究会)は

長く最大派閥として自民党を支配してきたが、

小泉政権発足以来、「反主流派」「抵抗勢力」として

党内イジメの標的とされてきた。

 しかし小選挙区という選挙制度の下では

主流派の座を戦い取るか、

もしくは、ひたすら「恭順」のそぶりを見せるしか

生き延びる方法は無い。


 今回「中川クーデター」を封じ込めたことで、

麻生首相の覚えは目出度くなったろうが、

戦う意思を見せない会長に求心力など望むべくも無い。

  

 前回の総裁選では

麻生支持で纏めようとする津島氏の意思に反して

津島派の若手・中堅は勝手に「石破茂」を担いで惨敗。

 

 鳩山邦夫を中心にした

戸井田徹、吉川貴盛、馬渡龍治、田村憲久、河井克行の

通称「鳩山5人組」も分派行動を取り続けている。

 

 麻生首相は「公認権」という絶対権力を持っている。

 理性的な判断を停止しない限り、

これに逆らうことは出来ない。

 

だが、

この「公認権」も来年の参議院選挙には及ばない。

 

  鳩山(小沢)民主党にとって、いま、

  喉から手が出るほど欲しいのが

  「参議院での安定多数」。

 

  そして津島派の構成は

  衆議院議員45人、参議院議員23人 

  と、参議院議員の比率が非常に高い。 


津島派が今後まとまって行動することは無いだろうが、

このうち複数名の参議院議員と共に自民党を離党し

新しいグループを結成することが可能ならば、

そのグループは間違いなく、

次の総選挙後、

キャスティングボートを握ることが出来る。

 

津島派の跡目争いが終わるまで、しばらくの間、

これらの参議院議員の行動に注意が必要だろう。

 

yan