与党に追い風? | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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「事実上の小沢起訴状」 西松初公判、与党が批判
 西松建設の違法献金事件の19日の初公判の冒頭陳述で、公共工事の談合に民主党の小沢一郎代表代行の事務所が「天の声」を出していたとされたことで、与党幹部は一斉に小沢氏と民主党を批判、説明責任を果たすよう要求した。
 麻生太郎首相は19日夜、首相官邸で、記者団から民主党が説明責任を果たすべきかと問われ、「そうでしょうね」と語った。自民党の細田博之幹事長は国会内で記者団に、「当事者(の小沢氏)が説明すべきだ。それをかばってきた政党もだ」と述べた。大島理森国対委員長は小沢氏の参考人招致を求めることもあり得るとの考えを示した。(6月20日7時57分配信 産経新聞)

 これは自民党への追い風になるのだろうか。
 西松建設の国沢社長の公判が始まり、検察は冒頭陳述で小沢事務所が岩手県内の公共事業に対して「天の声」を出していたと発言した。国策捜査と批判され、なぜ小沢事務所の秘書だけが逮捕されたのか説明せよと迫られた検察権力が「説明」してみせたのだ。
 これを聞いた自民党の細田幹事長は得意満面の相だが、天網恢恢粗にして漏らさず、この問題が明らかになったことで、自民党の集票組織である各県の「建設業協会」の事前運動は、従来ほど熱の入らないものになるだろう。
  
 「天の声」活動は古い自民党の体質そのものであり、小沢事務所はそれを引きずっていたにすぎない。建設業界に生きるものなら誰でも知っている常識だ。もしも今後はこうした「受注調整」が許されなくなるのだとしたら、「各県建設業協会」から地元の自民党代議士に「合法的に」流れる迂回献金には、実は何の効果も無いということが明白になってしまう・・・そこは「灰色」にしておきたい所なのだ。付き合いで会費をむしりとられている中小建設会社からは疑問の声が上がり始めた。

 ましてや小沢側には「職務権限」がない。「天の声」の話を蒸し返されたダメージは、地方の自民党代議士陣営にボディブローのように効いてくることになる。本当に悪いやつが誰なのか、公共事業で建設業界のトップの連中ともたれあってきたのは誰なのか、地元の有権者は薄々気づいている。
 はっきり言って、いまだに「天の声」を出している自民党代議士がいるとは信じられない。しかし各地の談合組織(もしくは建設業協会)は、あたかもそれが業界をあげて迂回献金をしている「その代議士」の意向であるかのように振る舞い、「受注調整」を続けている。
  
 この建設業界独自の仕組みは、ヤクザの「みかじめ料」に倣ったものであり、実は「止めてしまっても問題無い」のかもしれないが、「自分だけやめるのは少し怖い」という程度のものだったりする。民主党が政権をとれば、全国でこの悪習を廃止させられる可能性がある。・・・岩手県は知らないが・・・orz
 検察は自ら信じる正義を貫けばよい。これは決して国策捜査なんかじゃない。「古い自民党的なモノ」は少しずつ姿を消していくだろう。
 
 yan