民主新代表の鳩山氏、知事選で榛葉氏擁立に慎重
05/17 07:55
民主党の鳩山由紀夫新代表は16日の就任会見で、石川嘉延知事の辞意表明に伴う県知事選に関し、党県連が参院議員の榛葉賀津也氏(静岡選挙区)の擁立を目指していることについて「参院で1議席も失うことは禁物で、極力避けなければならない」と慎重な見解を示した。
鳩山氏は国会議員が任期途中で首長選に出馬することについて「一概に絶対だめとか、すべて許すということではない」と前置きしつつも、単独では過半数を確保していない参院の現状を踏まえ「できる限り民主党的な候補を擁立したり、擁立されている方の中で応援することを考えていきたい」と強調した。
榛葉氏は鳩山氏の発言について「私は国政をやりたいと言い続けてきた。最終的には党の判断を含めて決めたい」と述べた。
同党県連の岡本護幹事長は「新代表の就任会見の言葉だけとらえて、すべてを推し量るわけにはいかない。あくまでも(榛葉氏擁立の)許可をいただけるよう努力する」との姿勢を示した。18日以降に新代表の判断を仰ぐことができるとの見通しをあらためて示し、その結果を受けて必要な対応をするという。
「最終的に(県議会の民主党系会派や連合静岡との)4者会議で候補者を決定することに変更はない」と強調した。(静岡新聞)
当コラムでたびたび述べているように
「民主党の力の源泉は参議院」である以上、
この見解は当然だと思う。
民主党静岡県連は再び難しい判断を迫られる。
18日、細野豪志・藤本祐司両議員が急遽上京し、
党本部の意向を確認し、再び県連に諮る事になった。
繰り返しになるが、
次の総選挙で民主党が勝って第一党になろうとも、
当たり前のことだが、参議院の議席に変更は無い。
過半数に12議席足りないのだ。
自公、民主、どちらが勝とうとも
総選挙後には「連立の組み替え」が必ず行われる。
その時、
自民党から飛び出すグループがあるかもしれないが
参議院議員の少ない
「山崎派・伊吹派・麻生派・二階派・高村派」
は無視してよい。
参院に20議席を持つ公明党の立ち位置が微妙。
自民党は自公合併を急ぐべきだ。
保守本流が立ち腐れていく姿は見たくない。
文芸春秋の先月号に
鳩山邦夫、由紀夫兄弟の対談が掲載されていた。
弟の鳩山総務大臣は大連立論者、
兄の鳩山新代表は2大政党制を説いている。
いずれにしてもこの2人、
兄がリアリスト、弟がロマンチストという違い
(逆ではない!)はあるが、
結局のところ似た者同士なのだ。
国会での対決が楽しみでもある。
yan