政局秋の陣!・・・なぜ専門家は読み間違えるのか? | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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北京オリンピックが終了しました。私が印象に残ったのは、陸上短距離の朝原選手のメダル獲得です。同志社大学出身の朝原選手は、同じ時期に京都で大学生活を送った我々にとっては、当時、すでに大スターでした。あれから、4回のオリンピックを経て、まさか36歳でメダルを取るとは・・・。オリンピックの終了と共に夏も終わりを告げ、いよいよ政治も再び動き出します。物価の上昇に、経済の悪化、そして混迷する政局と、何が起こってもおかしくありません。いざ、秋の陣!細野豪志 8/24



 昨年の臨時国会前、与党は(1)臨時国会の召集を意図的に遅らせ、(2)インド洋での海上給油活動を期限切れにし、(3)あえて海上自衛隊を引き上げさせ、(4)その責任を民主党に押し付け、民主党を分断する、と予想したコラムニストがいた。

  

 「大物政治家に聞いた」とか「消息筋によると」といったリーク情報によるこの政局分析は結果として「大外れ」だったわけで、この方の名誉の為にも名前は伏せるが、こうした専門家による予想は、どうして外れるのだろうか?

 それは「そうなって欲しいなあ」と願っている人から情報を得ようとするからであり、情報通と称する人ほど、そうした政治家や消息筋の「情報操作」の片棒を担がされていることに気づかない。だから読み間違えるのだ。

 

 昨年の臨時国会召集は9月10日。福田さんも海上給油活動継続をサミットで約束させられている。今回与党が臨時国会の召集時期を遅らせているのにも何か意図があるのか?

 あるわけが無い。公明党の党利党略に引きずられているだけだ。前回は暫定的に衆院で再議決し1月に再派遣したので、今度のデッドエンドは来年1月中旬。

その時「給油活動は国際公約です。国際公約を守らせてください」という一点だけを争点にして解散・総選挙に打って出ることは可能だろうか。

 でもそれじゃあ、派閥の領袖を全員引き連れて「篭城」を決め込んだ今回の内閣改造の意味が判らない。前回もそれをやろうとした安倍さんを、年寄りみんなで引き摺り下ろしたじゃないか。あの首相交代のタイミングなら自民党の勝機はあったのに・・・

  

 昨日の時事放談で野中広務さんがすごいこと言ってた。

「創価学会員の負担が大変だというのなら、東京都議選との同時選挙にすれば良い。ご負担も一回で済みますよ」

 

 駄々をこねる公明党に対して「言うこと聞かないと同日選にするぞ」と脅したわけだ。自民党もなかなかエゲツナイ。いずれにしても「解散をしない権利」は福田さんが握っている。ジタバタしてもしょうがない。

 

 民主党は前回、国民生活に必要な法案を通してから問責決議というパフォーマンスをして見せ、官僚たちは趣旨説明等の丁寧な根回しを行い、参院民主党の顔をたてた。民主党は既に参議院では与党なのだ。その構造変化に気づかないと、また「消息筋」に騙されますよ、専門家の皆様。

 

yan