愛国無罪Tシャツを売ろう! | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 元厚生官僚、宮本政於氏の危機日本の「変われない病」(副題:日本型リーダーの深層心理分析)を読み返してみた。「批判精神」と深く関係があるのが「危機管理」だと言うくだりがある。「タブーが存在する社会は批判精神を育てず、危機にも対応できなくなる
 
 中国人が「幼児的全能感」で凝り固まっているように見えるのは、そのせいか。共産党独裁下で経済の自由化を進めようという自己矛盾を抱えた中国政府と、共産党を一切批判してはならないタブーを抱えた中国国民。
 
 この「幼児的全能患者」は優しくあやしてあげなければいけない。日本政府は今後、中国のことを「大中国(グレートチャイナ)」と呼んで差し上げるべきだ。そうですとも、チベットも大中国様のものだということに何の問題もございません。
 
 共産党独裁政権には「危機管理」という概念がない。自分を中心に世界は回っている。現に「大中国」は貿易額では日本を抜いて、アジアのトップに立ったではないか。今年は北京でオリンピックも開かれる。サッカーアジアカップにおけるスタジアム暴動のような恥さらしな行為は、強力な警察力で押さえつければいい、そう考えている。
 

 危機管理とはあらゆる場面を想定して、前もって準備しておくことだが、タブーを抱えるこの中国政府には、いくつかの思考停止命題がある。

  
 たとえば、世界中にTV中継されているオリンピックスタジアムで、愛国的中国人たちが「チベットは中国のものだ」という横断幕を広げて見せたとしたらどうだろうか?

 

 官警がそのスローガンを取り上げれば、世界に対し、「なんだ中国はチベットの独立を容認するのか」というメッセージを送ってしまう。
  

 取り上げなければ、その瞬間、中国がナチと変わらぬ全体主義国家であることを、世界中が理解することになる。
  

 どちらの行動をとっても、中国政府は、恫喝だけでは自由の味を知った民衆を押さえることが出来ない事を知るだろう。

 「フリーチベット」を主張する団体は、聖火リレーを妨害するなんて幼稚なことはせずに「愛国無罪Tシャツ」を販売すべきだ。「愛国無罪」「反日有理」、それは必ず「造反有理」となって中国政府に跳ね返るのだから。

 

yan