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国民投票法案が与党の賛成多数で可決・成立=参院本会議
5月14日12時51分配信 ロイター
[東京 14日 ロイター] 国民投票法案が14日午前の参議院本会議で賛成122、反対99の賛成多数で可決、成立した。自民、公明が賛成、民主、社民、共産、国民新の4野党は揃って反対票を投じた。
国民投票法案は、日本国憲法の改正に必要な手続きを定めたもので、国民投票における投票権者を18歳以上などと定めている。同法の規定のうち、国民投票の実施に関する部分は3年後に施行される。 |
憲法とは、
市民が政府に突きつける「マグナ・カルタ」に他ならない。
現日本国憲法が、世界に例のない平和憲法であるとか、
占領軍に押し付けられたものであるとか、
議論が尽きないのは理解できるが、
所詮は人間がつくってきたものだ。
神様に与えられたものではない。
「最低投票率制度の是非について十分検討する」
という付帯決議もされた。
一部の宗教勢力が政権運営に携わる自公連立政権だが、
現在の彼らが恐れるのはただ一つ、投票率の上昇だ。
無党派層が寝ていてくれれば、
既得権益集団や、
教えに忠実な信者たちを抱える教団の利益は、
相対的に大きくなる。
一つだけ間違いないことがある。
私たちはこの法律によって一つの権利を得た。
今後は、
間違いなく選挙権年齢も18歳まで引き下げられる。
飲酒・喫煙・成人映画の制限も18歳に統一されるだろう。
高野連の野球憲章が現状にあわなくなっている事実に
端的に示されたように、
現行の制度のほうが不備なのだ。
アルビン・トフラー氏が最近の著作でこう指摘する。
「企業が猛スピードで疾走し、変化を遂げている時でも、政治の変化は遅々たるもの。
しかし、それよりも遅いのが法制度の改革」
民主主義を口にするなら、
それを維持する努力を怠るまい。
投票にゆけば良いのだ。
「人民を害する権利は、人民自身にしかない」
のだから。
by yan