静岡新聞3/15紙面より | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

細野豪志サポーターズクラブ「豪衆会」は新規会員を募集中です。

【県議選・激突の構図(3)】富士市 2007/03/15
支援ねじれ呉越同舟 定数5―8
 
 「これでは民主党と共闘を組んでいると思われかねない。総務会で問題にすべきだ」。9日夜の自民党富士市支部役員研修会。自民党員でもある立候補予定者の1人の“看板事件”で役員が声を荒らげた。看板が民主党衆院議員の細野豪志氏(静岡5区)のものと並んで立てられていたからだ。確認したのは市内で3カ所。ほどなく取り外された場所もあるが、選挙戦のねじれを物語る一幕だった。
 自民党は遠藤栄氏(65)、植田徹氏(57)、菊池初彦氏(54)の3人の現職と、いずれも自民系で元市議の鈴木澄美氏(51)と現市議の一条義浩氏(36)の5人が乱立。
 「自民党の基礎票はおおよそ5万。これを5人で分けていては当選はおぼつかない」。5人のうちの多くが、陣営に細野氏の支援組織も入り交じった複雑な構造を抱える。ある陣営幹部は「やりにくさは否めない」と本音を漏らしながらも、「当選するにはやむを得ない。衆院選と県議選は別と考えるしかない」と明かす。
 この呉越同舟型の選挙戦が自民の組織を分断し、今夏の参院選、次回衆院選にも尾を引くのではないかと懸念する声が聞かれる。地元の自民党衆院議員の斉藤斗志二氏(東海比例)も動きづらい微妙な立場に置かれている。
 一方、民主党新人の桜町宏毅氏(41)にも自民系のねじれ現象は少なからず影響が及んでいる。女性問題の週刊誌報道で1度は辞退した細野氏が結局、選対本部長に就任。しかし自民系にも細野支援者が混在する中では桜町氏だけに肩入れしにくい状況だ。民主関係者は「富士の細野支援者は“細野党”だったが、今後は民主党支援者を増やすことが細野氏にも桜町氏にも不可欠」と説明する。桜町氏にとっても労組をバックにするだけに民主党色を前面に出すことへの抵抗感も一部にはある。
 13日夜開かれた元職で社民党、連合推薦の無所属野沢洋氏(63)の決起大会。細野氏が来賓として顔を出し、野沢氏支援を訴え、全方位的な姿勢を見せた。公明の現職早川育子氏(47)は独自の戦いを展開するが、陣営は「前回の衆院選で細野氏に入れた女性票がどこに流れるかが早川氏の得票にも大きくかかわる」と警戒感を強める。

立候補予定者
遠藤  栄  65 自現
植田  徹  57 自現
菊池 初彦 54 自現
桜町 宏毅 41 民新
早川 育子 47 公現
野沢  洋  63 無元
一条 義浩 36 無新
鈴木 澄美 51 無新

 この「富士の細野支援者は“細野党”
というのはオレたちのことだろうな。きっと(笑)
 
今回の選挙は、
現職も含めて、自民党系の候補が5人も立候補するという乱戦模様だ。
  
 作家の塩野七生さんが以前
私が日本人に少しだけ違和感を感じるのは「信じすぎ」だということ。日本人は政治家を使い捨ての存在だと思っていない。使い捨てだと思えば、その人間の一番いいところはどこかを考えて使うことになる。権力は「必要悪」ではなくて、何かをやるために「必要」なのだ』
と言っていた。
  
細野の外交安全保障についての考え方は、むしろ自民党に近い。
先日提出した海洋権益関連2法案は、
今後の日本にとって必要な、党派を超えた大仕事だった。
    
もともと政治家としてのポテンシャルは高い。
妙な女に引っ掛からなければ、
政策立案能力で勝負できる男なのだ。
  
しかし、それでも次の選挙で落ちれば、
一つの仕事を終えて、国民に使い捨てられたということに過ぎない。

 先日、豪衆会の会合に、突然、自民党現職の菊池初彦さんがみえた。
県議選での支援の要請ということだったが、
最初は、みんな「何しに来たの?」といった感じで始まった。
  
前回の衆院選でばら撒かれた大量の「誹謗中傷ビラ」について
質問がおよぶと、あっさり
 
ええ、やりました
 
「すみません。自民の他の県議に、
何故お前のとこだけやらないのだ、と叱られまして」
 
と正直に白状されて、ずっこけた。
案外、いい奴かもしれない(笑)

暴力団を利用したスーパーマーケット駐車場での「演説妨害」については
 
「ああ、あれはオレじゃないっス」
と他の自民党員の関与を認める発言もあり、
会合は和やかなムードのまま進んだ。

やっぱり、 県議会議員も使い捨てでいいのだと思う。
 
この選挙区では、3人が落ちる。
誰とは言わないが
今回は、暴力団との付き合いが噂されるような、
「使い道のない議員」が落選するのだろう。
by yan