この定石、左側はよく見かけますが、右側の形は余り出てきません。
私も一度だけ、大桂馬◎にスベラレたことがあります。
ムッと来ましたが▲と受けざるを得ませんでした。
スベリの前に、黒 A とコスミで守っておくのが大きいですね。
黒のシマリが大桂馬でなく小桂馬だと、三々ではなく、K-17とヒラキで受ける場合もあるようです。
NHK杯2011.01.09 王(立)×依田戦では、この形になりました。
さて、ブーロックさんからの質問 です。
実は、2010.5.11~12 の本因坊戦第1局でも左下スミで、この形が出てきました。
大盤解説の仲邑八段が、大ヨセとなる手筋の解説をしてくれました。
黒1と置くスジです。
白2からさえぎっていくのは、黒3、5と切られ、AとBがミアイで白のツブレです。
したがって、次の図になり、後手とはいえ、黒の大もうけになります。
白から先にR-17に打たれると、この筋は生じません。
「羽根本因坊と山下挑戦者は、当然、この筋を知っているので、こうはなりませんけどね
」との解説でした。
確かに、この筋を意識しながら、別の手を打っていました。
大桂馬スベリは、アシが早いけれど、小桂馬スベリにはない弱点もあるというのが、今日のまとめですね。
ということで、もう一度、頭書の図を見ながら、お別れです。![]()


