ベロアに刻印を レザークラフト | 五助屋レザーのレザークラフトブログ

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( =゚∀゚)ノ毎度!五助屋レザー です。

 

いやぁ

狙いの通り!

前回のブログの写真だと、なんだかイマイチだったでしょ?

うん、それは分かってます。

そのための実験だもの。

 

 

ビシッと

 

 

刻印を

 

 

イイでしょこういう感じも。

あまり見ないもんね。

アクリル刻印の色々を研究して来ましたからね。

どうやったら映えるか、追及したいよね。

 

さてと、最近あまり書いていないけれど、ちょっと革のお勉強をしてみましょうか。

このベロアという革ですが、同じような起毛の革には、いくつか種類があります。

 

順番に書いてみましょう。

 

まずは、ヌバック

これは、毛足が短く牛革の表面、銀面を起毛させた革です。

起毛というほどさせてないが浅く起毛させた、プエブロなどは、ここへ分類されても良いかもしれませんね。

最近とても気に入ってます。

 

スエード

これは山羊や羊、子牛の裏を起毛させた物です。豚革だとピッグスエードといわれますね。見分け方は、5つずつ小さな穴が並んでいるので分かります。基本的に薄いので裏貼りをして使ったり裏貼り材として使います。

 

バックスキン

これがね、とりあえず起毛の革は、バックスキンと言われているような感じがしますね。

革の裏側と言う感じにも取れるから起毛だとバックスキンで定着してしまったんだろうと思いますが、正しくは、

BACKじゃなくてBUCKです。後ろのBACKじゃなくてオスの鹿のBUCKですね。なのでオスの鹿の革です。

基本的に銀面に傷が多いので裏を使うのです。それに対してメスの鹿はディアスキンで比較的おとなしいからか傷が少ないので銀面を使いますね。

この鹿革って柔らかですが、強度はあります。

 

あぁ書いているうちに段々エンジンが掛かってきちゃったw

あんまりダラダラと長く書いても読んでもらえないので、もうちょい簡潔に。

 

最後に今回のベロアです。

これは、最初に書いたヌバックと同じ牛の革で裏側を起毛させた物です。

厚みもありますね。ベロアが一番毛足が長いです。

個体差、部位による差が大きいのが個性であり、それをプラスにとるかマイナスに取るかは作る物によって変わるかもしれませんが、じっくり革を観察し、どの部位を使うか、どんな風に使うかと言うのは、腕の見せ所でもあり、僕が見た感じでは、趣味でやられているレザークラフターの皆様には、あまり使われている人が居ない印象ですが、これなかなか面白い素材だと思います。

ってなわけで、

ベロアに刻印を レザークラフト 動画

 

↑いつもの動画です。
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ちょっと強め、ちょっと長め。水分゚有りで押しています。

ALL-2000ユーザーの皆様ならコレ、簡単です。

 

 

 

サンプルを見てから想像して、考えてその感じに近づいて行くのは、嫌でもテンション上がります。

そうそう、この感じ!みたいな。

 

 

ステッチ入れて

 

 

この素材コバの削り方とか

 

 

ヘリの落とし方など、ベロアの扱いのコツってのもあるなぁ~と

んでもその特性を掴めば、

 

 

起毛の革と締まったコバ、透明感のある艶

 

 

銀が無いので

 

 

台に置いて45度方向から帆布で押しつぶすようにベースを作りながら磨くといい感じに仕上がりますね。

ここらは、情報も少ないだろうから、また書きますね。

 

 

捻引きして完成。

 

 

いつものREBORNさま

んじゃそれでと追加オーダーありがとうございました。

想像以上にうまい事行きました。

狙っていた感じに仕上がりました。

ちょっとこの革使って小物作ってみようと思います。

 

 

間違えて切り出したパーツ。これでミニウォレット仕立てます。

 

 

こちらは、オーダー物

漉き作業終了です。

生成りの革が、先ほど書いた、ヌバックっぽいプエブロです。

 

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