「高山右近」(たかやまうこん)は、人生のほぼすべてを、キリスト教に捧げた戦国武将です。

「キリシタン大名」と呼ばれた人物は数多くいますが、家や領地を犠牲にしてまで信仰を貫いた大名は、高山右近ただひとり。その強烈な信仰心と影響力から、「伴天連の大旦那」(ばてれんのおおだんな)と呼ばれ、当時の日本におけるキリシタンの中で、中心的役割を担っていました。

キリシタンの第一人者として、自身の勢力を拡大することよりも、信仰の道を選んだ高山右近の生涯を、皆さんと辿って行きたいと思います。