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「霊」についての間違った解釈があります。
人間の構造は、3層に分かれます。
霊・魂・肉体です。
聖書における「霊」という言葉について言いますと、まずは「神の霊」のことですが、「霊」という言葉は「息」とか「風」をも意味するのです。 ですから、「神の霊」は、「神の息吹」と言っても良いのです。
「霊」と「息吹」は同じヘブル単語ルアクとギリシャ単語のプニューマの訳です。
またネシャマという単語には人類に力を与える命の源です(ヨブ33:4)
実体がない霊が人間の精神と感情の存在を治めているのです。
この霊が人間に意識を与え、また、完全ではなくとも、神に似た存在としているのです。人間の霊は私たちに意識、感情、情熱、そして創造性を与えています。この霊こそが私たちに理解力を与えているのです(ヨブ32:8, 18)。
また私たちの死後、「霊はこれを下さった神に帰る」(伝道者12:7; ヨブ34:14-15;詩篇 104:29-30)。
人間は皆霊を持っていて、人間の霊は動物の霊とは違います。神は人類を他の被造物とは区別して「神のかたち」として創造されました(創世記1:26-27)。ですから人間は考え、感じ、創造し、音楽やユーモアや芸術を楽しむ事ができるのです。また人間は霊によって、他の被造物にない自由意志を持っているのです。
芸術家や音楽家が作品を創作する原動力は、この神の霊のおかげです。
神に感謝しましょう。ハレルヤ!
創世記 2:7 JCB
やがて、主なる神が人を造る時がきました。まず、地のちりで体を造り上げ、それにいのちの息を吹き込んだのです。そこで人は、生きた人格を持つ者となりました。