2000年代にはテレビ・書籍を中心にスピリチュアル・ブームが起こりました。

その象徴的な存在はスピリチュアル・カウンセラーの江原啓之氏です。

2000年代初頭は江原氏が芸能人を霊視するテレビ番組「オーラの泉」が放送され、一般にスピリチュアルという言葉が定着したように思えます。

年に2度ほど放映された特別番組「天国からの手紙」も、故人となった霊のメッセージを江原氏が遺族に伝えるという内容でした。

従来なら「霊能者」「霊能力者」と呼ばれてきましたが、江原氏は霊という暗いイメージからの脱却を図るため、自らを「スピリチュアル・カウンセラー」と自らを称していました。

心理学用語やカウンセリングという言葉を用いながら、メディアを活動の中心としました。

「霊を信じるが無宗教」時代のニーズを捉えてエンタメ的な要素で楽しませ、メディアをうまく活用した手法でした。


聖書的には、私達と死者とはコンタクトは取れません。別世界、別次元の世界です。

しかしながら、心霊術師がときには彼らが知ることのできないはずのことを知っているということは否定できません。この情報はどこから得るのでしょうか?答えは、サタンとその悪霊からです。

サタンは親切で助けになるふりをします。何か、自分がよいものであるかのように見せかけようとします。サタンと手下の悪霊どもは、神さまが禁じている降神術にのめりこむようにさせるために、心霊術師にその人に関する情報を与えるのです。最初は無邪気に見えるのですが、間もなくその人は心霊術のとりことなり、無意識のうちにサタンに人生のコントロールと人生を破壊することを許してしまうのです。


降霊術、魔術、占星術に関係するものは何であっても、私たちが情報を見つけるために使う手段として神さまが意図しておられるものではありません。



‭コリント人への第二の手紙 11:14-15 口語訳‬

[14] しかし、驚くには及ばない。サタンも光の天使に擬装するのだから。 [15] だから、たといサタンの手下どもが、義の奉仕者のように擬装したとしても、不思議ではない。彼らの最期は、そのしわざに合ったものとなろう。