主人公が、ある日脳梗塞になり、左目のまぶた以外の
自由が効かなくなってしまう。
絶望と不安を抱えながら生きていた彼は
ある日、唯一自由になる左目のまばたきで綴った
自伝を作ることに「生」を見出していく・・・。
現在と過去の映像がシンクロしていたおかげで、
全身麻痺姿ばかりが映る、重苦しい・暗い物語
にはならなかったけど、一つ一つのシーンが
心に突き刺さるような感じで、観終わったあと、
しばらく席を立つことができませんでした。
「生きる」
この言葉の威力を感じ取った映画でした。
ちなみに、まばたきで綴るというのは、
例えば「ELLE」という単語を伝える場合、
アルファベットを順々に読み上げて、
「E」のところでまばたきをする。そして次は「L」、
「L」、「E」とそれぞれのところでもまばたきをして
単語が終わったところで何回もまばたき。
主人公は頭の中で文章を組み立て暗記して、
単語をまばたきして、読み上げる人はそのまばたきを
見逃さないで単語をノートに書き写していく・・・という
作業を続け、約20万回のまばたきをして出来た物語
だそうです。