磐井神社/東京都大田区 | Goshuinnistの神社巡り

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ご訪問いただきありがとうございます。神社巡りが趣味の大学生です。有名な大社から地元の鎮守さままで、訪れた神社を紹介しています。情報は筆者が参拝した当時のものです。週1~2回、基本的に19:00更新です。

 

基本情報

神社名:磐井神社

御祭神:應神天皇・仲哀天皇・神功皇后・姫大神・大己貴命

社格等:延喜式内社(小社)・郷社

鎮座地:東京都大田区大森北2-20-8

最寄駅:大森海岸駅・平和島駅

駐車場:社務所前に5台分あり

御朱印受付時間:9時30分~16時30分

公式サイト:https://iwaijinja.tokyo/

 

御由緒

 当社は人皇三十代敏達天皇二年(573)八月の起源といわれており、式内社と呼ばれる古い格式を持つ神社です。

 『三代実録』によれば貞観元年(859)「武蔵国従五位磐井神社官社に列す」とあり、この神社を武蔵国の八幡社の総社に定めたといわれております。平安時代に編纂された『延喜式』の神名帳に記載されています。

 別名、鈴森八幡宮と呼ばれ、当社の由緒書によれば、江戸時代には、徳川家の将軍も参詣したことが記されております。

 万葉集の「草陰の荒蘭の﨑の笠嶋を見つつか君が山路超ゆらむ」の詩にある笠嶋とは、万葉の時代の時代の神社周辺の地名であり、笠嶋辨財天にその名残を見ることが出来ます。

 また、当社の境内に佇む一対の狛犬には、都内でも珍しく獅子子が合計で六匹もおり、子宝・安産・家族円満の象徴として親しまれております。

境内の掲示より

 

御朱印

初穂料:各500円

月替わり御朱印 霜月

月替わり御朱印 水無月

友禅紙御朱印
 

御朱印帳

2023年夏に新調されたばかりのオリジナル御朱印帳2種を頒布。18cm×12cmの大サイズと思われる。初穂料は2,000円(朱印料込み)。

※筆者は拝受していないため、情報のみ記載。

 

境内案内

第一京浜(国道15号)沿いに鎮座。かつては東海道や海の近くであったが、現在は周辺にマンションなどが建ち並ぶ。
 
社号碑には「延喜式内社」の文字。
 
拝殿は小さくも重厚感のある造り。拝殿前は季節に応じて様々な装飾がされる。(筆者は6月に訪問したため、あじさいであった。)
 
境内右奥には海豊稲荷神社。この地が漁師町であった頃から氏子らの崇敬を集める。
 
その左手には神楽殿。
 
筆者が訪問したのは、初夏を思わせる6月下旬。境内には風鈴の涼しげな音が聞こえた。
 
社殿右手には古い石碑が立ち並ぶ一角。
 
教育委員会により説明板も設置されている。
 

参拝を終えて

 かつては武蔵國八幡総社としてその名を知られた当社。当社には非公開ながら、旧地名の「鈴ヶ森」の由来にもなった鈴石や『万葉集』にもその名が出てくる「笠島弁財天」など歴史を感じるものが多くあり、都会の神社ながら不思議な感覚になった。

 最近では御朱印にも力を入れており、カラフルな御朱印が人気を博す神社となり、境内もとても居心地の良い雰囲気でまた訪問したいと思える神社であった。

 

地図

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