東郷神社/東京都渋谷区 | Goshuinnistの神社巡り

Goshuinnistの神社巡り

ご訪問いただきありがとうございます。神社巡りが趣味の大学生です。有名な大社から地元の鎮守さままで、訪れた神社を紹介しています。情報は筆者が参拝した当時のものです。週1~2回、基本的に19:00更新です。

 

基本情報

神社名:東郷神社

御祭神:東郷平八郎命

社格等:府社・別表神社

鎮座地:東京都渋谷区神宮前1-5-3

最寄駅:原宿駅・明治神宮駅

駐車場:なし

御朱印受付時間:9時00分~17時00分

公式サイト:https://togojinja.or.jp/

 

御由緒

 東郷平八郎命は弘化四年(1847)薩摩藩士東郷吉左衛門の四子として鹿児島市加治屋町で生まれ昭和九年(1934)五月三十日八十八歳で東京麹町三番町で薨去されました。

 明治四年(1871)二十四歳のとき英国留学七年間海軍士官としてとして修行をつまれました。以来軍務に精励し、同三十七、八年(1904,5)の日露戦役に連合艦隊司令長官として艦隊を指揮し特に同三十八年五月二十七、八日の日本海海戦で露国のバルチック艦隊を迎えて戦艦三笠にZ旗を掲げてこれを打ち破り世界海戦史上名高い完全勝利をなし遂げ国難を救ったことは有名であります。

 大正三年(1914)東宮御学問所総裁として時の皇太子天皇教育の重要な責任を果たされ明治、大正、昭和と三期至誠一貫臣節を全うされました。その功績に対し元帥海軍大将従一位大勲位功一級侯爵の栄誉が贈られ高い人格と陰影なきまごころの人として日本だけでなく世界の人々からも「アドミラル東郷」として尊敬されるようになりました。

 昭和九年九月財団法人東郷元帥記念会が設立され全国民崇敬者の協賛により同十五年五月(1940)創建鎮座祭を執行し府社となり別格官幣社列格寸前の同二十年(1945)五月戦災により一切炎上しました。戦後は仮殿に奉斎、同三十九年(1964)の祭神三十年祭を目標として同三十三年五月復興奉賛会の設立となり全国崇敬者の絶大なる協賛を得て御社殿復興を執行し二十八日竣工、奉祝祭並に三十年祭が盛大に斎行されました。同五十九年(1984)は祭神の五十年祭並に復興二十年祭に相当するので数年費やして神符授与所、透塀、西参道燈籠四基、北参道鳥居再建、池の補修、井戸新さく、旧東郷邸より移築の土蔵の再建等境内整備を進め、同五十九年五月に五十年式年例大祭、次いで命日祭・五十年墓前祭(於多磨霊園)が厳修されました。

 平成二年(1990)には御鎮座五十年記念に当り崇敬者各位の據金によって御鎮座五十年記念事業として御社殿改修・神池の整備・社務所・和楽殿の改修・新築・記念出版等を完遂しました。

境内の掲示より

 

東郷平八郎

 東郷 平八郎は、日本の海軍軍人。最終階級は元帥海軍大将。各地の東郷神社に名を残す。位階は従一位、勲位は大勲位、功級は功一級、爵位は侯爵。

 日清戦争では「浪速」艦長として高陞号事件に対処。日露戦争では連合艦隊司令長官として指揮を執り日本海海戦での完勝により国内外で英雄視され、「陸の大山、海の東郷」「東洋のネルソン(The Nelson of the East)」と呼ばれた。

 山梨勝之進は「世界史的な観点から海軍の名将を列挙するならば」として8名の提督を挙げた上で、ホレーショ・ネルソン、デヴィッド・ファラガット、東郷平八郎の3名について特記している。

 明治時代の日本海軍の指揮官として日清及び日露戦争の勝利に大きく貢献し、日本の国際的地位を「五大国」の一員とするまでに引き上げた一人。日露戦争においては、連合艦隊を率いて日本海海戦で当時世界屈指の戦力を誇ったロシア帝国海軍バルチック艦隊を一方的に破って世界の注目を集め、その名を広く知られることとなった。当時、日本の同盟国であったイギリスのジャーナリストらは東郷を「東洋のネルソン」と、同国の国民的英雄に比して称えている。日本では、大胆な敵前回頭戦法(丁字戦法)により日本を勝利に導いた世界的な名提督として、東郷と同藩出身者であり同じく日露戦争における英雄である満州軍総司令官・大山巌と並び、「陸の大山 海の東郷」と称され国民の尊敬を集めた。

Wikipediaより

 

御朱印

初穂料:500円(通常・月替わり)・1000円(一部)
※その他、季節に応じて限定御朱印あり。

 

御朱印帳

2種類のオリジナル御朱印帳を用意。

紺地に、東郷平八郎が遺した「おろかなる 心につくす誠とは みそはなしてよ 天つちの神」の句が刺繍された御朱印帳。16cm×11cmで初穂料は1500円。

 

ハローキティともコラボした御朱印帳も用意。十二単姿のハローキティがかわいらしいと、メディアなどから注目を集める人気の一冊。初穂料は1700円で、この御朱印帳を拝受した方限定の御朱印が授与される。サイズは16cm×11cm。

 

境内案内

竹下通りから1本なかに入った所に鎮座。こちらは裏参道のような感じだが、こちらから参拝した方がわかりやすいだろう。木造の鳥居はとても良い香りがする。
 
表参道の鳥居を潜ると随神門。この辺りを境に雰囲気が大きく変わる。
 
どっしりと荘厳な印象の神明造の社殿。社殿の左には船同士の信号旗として使われるZ旗が掲げられている。
 
Z旗
Wikimedia Commonsより引用
 
日本海海戦における戦艦三笠。(中央の人物が東郷平八郎) 左上にZ旗が掲げられている。
Wikimedia Commonsより引用
 
Z旗

Z旗、Z信号旗は、船同士の意思疎通のために用いる国際信号旗の1つ。

国際信号旗はアルファベット文字旗(26種)、数字旗(10種)、代表旗(3種)、回答旗(1種)の計40種。この中でZ旗はアルファベットの"Z"の文字を示す信号として用いられる他、単独で「私は引き船が欲しい」、漁場では「私は投網中である」の意を示す信号としても用いる。日本では、旗に付けられた意味に因み、スポーツ競技の応援や、選挙・受験など、負けられない勝負に挑む時、「勝利」を祈願して用いられる場合もある。

Wikipediaより引用

 
春には社殿両脇に桜が咲く。竹下通りの喧噪を全く感じさせない落ち着いた雰囲気の境内で参拝者もそれほど多くなく、個人的には非常におすすめできる1社である。
 
境内左手には、海軍・海事・水産関係の諸霊を祀った「海の宮」。
 

参拝を終えて

 原宿の中心・竹下通りに鎮座する当社。筆者は東郷平八郎と縁のある町出身のため、いつかは参拝したいと考えていた。竹下通りの近くに鎮座するが、境内は騒がしさを感じない落ち着いた雰囲気で、心地よく参拝できた。

 

地図

にほんブログ村 コレクションブログ 御朱印へ