神明社/神奈川県横浜市 | Goshuinnistの神社巡り

Goshuinnistの神社巡り

ご訪問いただきありがとうございます。神社巡りが趣味の大学生です。有名な大社から地元の鎮守さままで、訪れた神社を紹介しています。情報は筆者が参拝した当時のものです。週1~2回、基本的に19:00更新です。

 

基本情報

神社名:神明社

御祭神:天照大御神 (本社)・豊受大御神 (摂社)

社格等:村社

鎮座地:神奈川県横浜市保土ケ谷区神戸町107

最寄駅:天王町駅・保土ヶ谷駅

駐車場:境内に60台分あり

御朱印受付時間:9時00分~16時00分

公式サイト:https://www.shinmeisya.or.jp/

 

御由緒

 今から一千年以上むかし、保土ヶ谷の地が榛谷と呼ばれていた平安時代の中頃、天禄元年(970)当社の御祭神・伊勢の天照大御神が、武州御厨の庄の内、榛谷の峯に影向し、それから川井、二俣川、下保土ヶ谷の宮林へと三遷の後、嘉禄元年(1225)神託があって、神明の外宮を造り、当地を神戸と号し、神宮寺を満福寺と名付け、経蔵堂を神照寺と称したという。これにより榛谷御厨八郷の総鎮守として広大な社領を免ぜられ、宮司以下数十人の禰宜・社人・供僧・巫女が仕え、年に七十五度の祭祀を営み隆盛を極めたという。
 その後、戦乱の時代に一時衰退したが、天正十八年(1590)徳川氏入国の時、社殿の造営が行われ、四石一斗の御朱印地が安堵された。また元和五年(1619)宮居を神戸山々頂から現在の場所に遷し、社殿の造営・境内の整備が行われた。
 明治二年の修営には、明治天皇御東行の時、本陣苅部清兵衛宅に臨時に建てられた鳳輦安置所の御用材を下賜された。明治六年村社に列せられ、神饌幣帛料供進の神社に指定された。
 平成十年、鎮座1030年祭・当地遷座770年祭・伊勢神宮鎮座2000年祭を記念して「平成の大造営」が行われ、380年ぶりに本社・摂末社・神楽殿等総ての境内建物十二棟が一新された。
 平成十二年、神奈川県神社庁献幣使参向神社に指定された。
頒布のリーフレットより

 

御朱印

初穂料:300円

 

境内案内

保土ヶ谷駅と天王町駅のちょうど中間地点に鎮座。大きな石鳥居と長い参道が大社の雰囲気を感じさせる。
 
参道を進むと立派な注連柱。まだ新しさを感じる。
 
拝殿と本殿は立派な神明造。
 
周りの緑とも相まって、とても厳かに感じられる。
 
境内を1周するように造られた参拝順路。拝殿や本殿の下を潜るような構造が面白い。なかには古くに使われていたと思われる農具が置かれている。
 
本殿の下を抜けると摂社である豊受大神宮。こちらの社殿の造りも素晴らしく、重厚感がある。
 
境内社が多いことも当社の特徴である。拝殿向かって左手には稲荷社。
 
こちらは月読社と風宮。
 
豊受大神宮の右には切部之王子社、日之王子社、鹿島社。
 
こちらにも末社が長屋のように連なっている。
 
授与所の脇には天満社。
 

参拝を終えて

平安時代に創建された横浜の古社。創建以来、遷座や改修を繰り返すなど地域住民からの崇敬の篤さを感じさせる。現在は横浜ビジネスパークが近くにあるため、勤務しているであろう方々が参拝に訪れる姿もみられた。地域や人々とのつながりを感じることができた良い神社である。

 

地図

にほんブログ村 コレクションブログ 御朱印へ