鶴岡八幡宮/神奈川県鎌倉市 | Goshuinnistの神社巡り

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ご訪問いただきありがとうございます。神社巡りが趣味の大学生です。有名な大社から地元の鎮守さままで、訪れた神社を紹介しています。情報は筆者が参拝した当時のものです。週1~2回、基本的に19:00更新です。

 

 

基本情報

神社名:鶴岡八幡宮

御祭神:応神天皇・神功皇后・比売神

社格等:相模國一之宮(諸国一宮)・国幣中社・別表神社

鎮座地:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31

最寄駅:鎌倉駅

駐車場:当宮周辺に専用駐車場40台あり (ただし有料)

御朱印受付時間:5時30分~20時30分(4月~9月)、6時30分~20時30分(10月~3月)

公式サイト:https://www.hachimangu.or.jp/

 

御由緒

 康平6年(1063)源頼義が奥州を平定して鎌倉に帰り、材木座に源氏の氏神として八幡宮をお祀りしたのがはじまりです。

 その後、源頼朝公が鎌倉に入るや直ちに現在の地に遷し祀り、建久2年(1191)には上下両宮の現在の姿に整えられました。鶴岡八幡宮は関東の守護、国家鎮護の神社となり、全国から崇敬を集め、各地に八幡宮(八幡神社)がお祀りされるようになりました。

 現在の建物は、文政11年(1828)造営で流権現造りの代表的な江戸建築です。若宮(下宮)は、寛永元年(1624)に修復したもので、上宮とともにの重要文化財に指定されています。

 本殿をはじめ、静御前が舞をおさめた若宮廻廊跡に建つ舞殿、そして源平池等、境内の様々な史跡が800年を超える長い歴史を語りかけてくれるかのようです。表参道である段葛、若宮大路から眺める八幡宮は、漆の朱と山の緑と空の青、更に遠近を考慮した色調と高低のを見事に演出させており、その美しさには驚嘆するばかりです。

頒布のリーフレットより

 

御朱印

初穂料:500円(鶴岡八幡宮)、300円(旗上弁財天社)
鶴岡八幡宮・通常
 
鶴岡八幡宮・通常
 
鶴岡八幡宮・通常
鶴岡八幡宮・令和2年秋
 
鶴岡八幡宮・令和3年春
 
鶴岡八幡宮・令和3年秋
 
鶴岡八幡宮・令和5年正月
 
鶴岡八幡宮・令和6年正月
 

旗上弁財天社・通常

 

旗上辨戝天社・通常
 
旗上辨戝天社・令和5年正月
 
旗上辨戝天社・令和6年正月
 
白旗神社・令和5年正月
 
白旗神社・令和6年正月
 

御朱印帳

太鼓橋・境内と流鏑馬 16cm×11cm

※現在は頒布終了

 

巫女舞と桜 18cm×12cm

初穂料:1700円 (朱印料含めず)

 

流鏑馬 16cm×11cm

初穂料:1500円 (朱印料含めず)

 

境内案内

最寄駅はJR・江ノ電の鎌倉駅。駅を出てすぐに「小町通り」という参道がある。そちらも賑わっていて大変素晴らしい参道なのだが、筆者はぜひ若宮大路をまっすぐに伸びる「段葛」を通って参拝して頂きたいと思う。
この段葛は若宮大路造営とともに、源頼朝指揮の下、北条時政や畠山重忠などの有力御家人らが携わったとされる。また、鎌倉幕府が攻められるのを防ぐために遠近法を用いて作られており、二の鳥居から三の鳥居の方向に向かって道幅が段々と狭くなっていくことも特徴である。
 
段葛を抜けると三の鳥居。段葛から三の鳥居、社殿に至るまですべてが一直線上にあり、その造りには美しさを感じずにはいられない。
 
広く取られた参道。休日には両脇に露店が建ち並び多くの参拝者で賑わう。
 
参道途中の左手には大きな手水舎。
 
2020年秋に訪れた際には手水舎に菊が浮かべられていた。
 
参道をまっすぐに進むと舞殿。
 
現在の舞殿は建久4年(1193)に再建されたもの。若宮の上棟式で源義経が馬引き役を快く引き受けなかったことを頼朝に叱責された場であり、義経の愛妾・静御前が舞を舞った場としても有名である。現在は、神前結婚式をはじめ、各種儀式が行われる場となっている。
 
大石段右手には若宮(下宮)。こちらには当宮の御祭神・応神天皇の子である、仁徳天皇と履中天皇、仲媛命、磐之媛命の4柱が祀られている。
 
大石段左手には大銀杏。2010年に強風により倒伏してしまったが、関係者の尽力により、現在では新たな若芽も生えてくるなど復活の兆しが窺える。
 
2020年に訪問した際はきれいに紅葉しており、大銀杏が在りし日の景色を窺わせる。
鎌倉幕府3代将軍・源実朝は当宮での参拝の後、大銀杏の影に隠れていた甥の公暁にこの大石段の下から13段目で暗殺された。
 
大石段両脇には、小さくかわいらしい狛犬。
 
造営時期は不明だが、石の具合から見て相当古いものだと推察される。
 
大石段と社殿。舞殿と本殿との高低差を活かした造りは見事であり、筆者のお気に入りの景色の1つとなっている。
 

「八幡宮」の扁額の「八」の部分は八幡信仰の神使である鳩がかたどられている。その様子はどことなくかわいらしくも思える。
 
 大石段から参道方向を見ると、すべてが一直線にあることが感じられるだろう。
 
 境内社である旗上弁財天。境内右側の源氏池の島に鎮座。寿栄元年(1182)、頼朝の手により創建。
 
 こちらも八幡宮の手水舎同様、2020年の訪問時には紅葉の葉があしらわれていた。
 
 社殿脇には政子石(姫石)。北条政子が懐妊した際に源頼朝が安産祈願をした石として知られている。現在でも夫婦円満、子宝の祈願石として多くの人から信仰を集めている。
 
境内には白旗神社も鎮座。境内社であるが、きちんとした鳥居があり、他の境内社と違った扱いを受けていることが分かる。
 
鳥居から真っ直ぐに伸びる参道。とても綺麗に保たれていることが分かる。
 
参道右手には立派な手水舎。きちんと水が張られている。
 
参道を進んだ先には立派な黒塗りの社殿。白旗神社と名のつく神社は多くあるが、当社は源実朝公を祀っている。
 

参拝を終えて

 古くから関東の八幡信仰の中心、源氏の氏神として関東一円の武士から篤い崇敬を集めた当宮。鎌倉時代が終焉を迎えてもなお、その崇敬の篤さは変わらず、現在でも県内はもちろん、関東一円や全国からも参拝者が訪れる。特に2022年放送の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の影響もあって、さらに多くの参拝者が訪れるようになったと感じる。

 私自身も、初宮参り、七五三、受験の合格祈願などを人生の節目の際には必ず当宮を参拝しているが、訪れるたびに素敵な神社だと思う。

 

地図

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