久里浜天神社/神奈川県横須賀市 | Goshuinnistの神社巡り

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ご訪問いただきありがとうございます。神社巡りが趣味の大学生です。有名な大社から地元の鎮守さままで、訪れた神社を紹介しています。情報は筆者が参拝した当時のものです。週1~2回、基本的に19:00更新です。

 

基本情報

神社名:久里浜天神社

御祭神:菅原道真公・天照皇大神

社格等:ー

鎮座地:神奈川県横須賀市久里浜5-19-3

最寄駅:京急久里浜駅・久里浜駅

駐車場:鳥居脇に6台分あり(うち2台はお祓い用)

御朱印受付時間:9時00分~16時00分

公式サイト:https://tenjinsha.or.jp/

 

御由緒

 当社は、三浦半島に鎮座する88社の神社のうち、唯一学芸の神、菅原道眞公を主祭神としてお祀りする神社です。 この地は古くは入海【いりうみ】で葦原【あしはら】でした。 久里浜中央部を流れる 内川【うちかわ】 (今の平作川【ひらさくがわ】) 流域一帯に新田開発をするべく、江戸初期に 越前国【えちぜんのくに】 鯖江【さばえ】 出身で大阪にて身を立てた 砂村新左衛門【すなむらしんざえもん(慶長6年辛丑かのとうし・1601年生誕~寛文7年丁未ひのとひつじ・1667年12月15日満66歳没) が、幕府の許しを得て開拓することになりました。新左衛門は、以前から崇敬していた 摂津国【せっつのくに】 西成郡上福島村天満宮(現在の大阪市福島区鎮座福島天満宮)の 御祭神【ごさいじん】・ 菅原道眞【すがわらのみちざね】の 御分霊【ごぶんれい】を 万治【まんじ】 3年(1660)6月に久里浜村八幡(現在の天神屋敷)に 勧請【かんじょう】 し、新田鎮護の神社としてお祀りしたのが当社の創建です。
 社殿の造営は、 安永【あんえい】 8年(1779)10 月と明治 26 年9月と記録があり、平成 13 年8月には、菅原道真公千百年式年大祭記念・砂村新左衛門生誕 400 年記念を祝い、新たに本殿・拝殿・手水舎を造営。平成 15 年には境内に牛乗り天神像が建立され現在に至っております。
 御参拝の方から「横須賀の天神さん」、「久里浜の天神さん」、「内川の天神さん」と呼ばれ、お宮参り、七五三詣、受験生の合格祈願、近年は高齢になっても頭脳が曇らぬ様にと御参拝される方が多く、特に秋コスモスが咲き出す頃より、春、新緑の頃まで、遠近各地よりの参詣者で社頭が賑います。 

公式サイトより

 

 

御朱印

初穂料:300円

 

境内案内

まだ新しさを感じる石造りの鳥居。
 

訪問したのは平成も終わりにさしかかった2019年の3月下旬。社殿前には「奉祝 天皇陛下御即位三十年」と書かれた横断幕が掲げられていた。まもなく改元を迎えるこの時期にこの横断幕を見ることはどうも不思議な感覚がした。

 

鳥居をくぐると正面に社殿。屋根が大きいせいか、どっしりとした落ち着いた印象を受ける。全体的にきれいに保たれており、地元住民からの崇敬の篤さを感じる。

 

天神社の象徴とも云える臥牛象。自分の身体の悪いところを撫でたあと、その牛の身体と同じ場所を撫でると病が癒えるとされている。当社の撫で牛は菅原道真公の乗っているもので、筆者はこのタイプは初見。

 

境内には安産の神様でもある水天宮も祀られており、このような犬のオブジェもみられた。

 

境内でもひときわ目を引く桜の大木。

 

ちらほらとではあるが桜が咲き始めており、春の訪れを感じる。

 

参拝を終えて

三浦半島で唯一菅原道真公を主祭神とする当社。内川新田との関係も深く、砂村新左衛門の当地開発にかける思いというものが御由緒からひしひしと伝わってくる。地元の人からも、「横須賀の天神さん」、「久里浜の天神さん」、「内川の天神さん」などと呼ばれ崇敬を集めるように参拝者が絶えない。筆者が参拝したときにも、朝が早かったにもかかわらず散歩中と思われる人などが足を止めて当社に向かって手を合わせる姿も見られた。地元からの崇敬の篤さを感じさせる良い神社であった。

 

地図


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