④'23年秋 バイクツーリング珍道中記/海外 イギリス-イングランド中央部② 編♪ | Across

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イギリスバイク旅 2日目。

今回の内容は以下3つ。
  1. ガソリン給油価格・給油方法
  2. スピード取り締まり
  3.  信号がない交差点 ラウンナバウト

【1. ガソリン給油】
EPPING で『Thornwood Springs』というフライ・フィッシングの釣り堀を経営している友人宅で一泊。
私は釣りをしませんが、ココは型の良いブラウントラウトやレインボーを放流している。





昨夜は温かいおもてなしを受けとてもリラックスできた。
私も家族一人一人に日本からのプレゼントをお渡ししたところ、大変喜ばれた。ギブ&テイクは大事だ。

ところが、夜中に屋根を叩きつけるくらいの猛烈な大雨が降り続き、目を覚ましてからは恐怖心で一切眠れなくなった。

朝10時頃、英国一般家庭のブレックファーストを頂き、その後1時間程 家族やその友達と会話を楽しんだ。主に英語教育とバイクの話で盛り上がった。

♢◆◇英語の話◇◆◇
友達の中にフィリピン出身の方がおり、フィリピンの英語教育について話を聞いた。フィリピンでは小学校から英語の授業が始まり、その後のプログラムもしっかりしているので大学まで卒業すればネイティブレベルの英語を習得するとのことだった。

個人的に日本の教育について思ったことがあった。
日本では中学から英語教育が始まるのに、読み書き重視のせいか?大学を出ても英語に苦手意識を持つ人が多い。これをナンセンスと捉えず、検証しようともせず、国は何十年も放って来てしまった。一体、日本の英語教育が形式的な科目から実用的な科目に変わるのはいつになるのだろうか?と

◇◆◇バイクの話◇◆◇
印象的だったのは、英国人の日本製バイクに対する敬意だった (友人はガンマ500のオーナー、その友達は若い頃CBRに乗っていたことも関係してたとは思うが)。

バイク以外にも日本を褒めちぎり、日本を「イノベーションの国だ」と表現された時に、イギリス人の古い建造物を維持し今も使っている姿を見たり、具体例過ぎるけど英国のシンプルなトイレや泡立ちしない石鹸などを見て、「日本のイノベーションってどうなんだ?」とふとシニカルに思ってしまった。

先達から受け継いだ緑豊かな神宮外苑を破壊して人工的で無機質なものを新たに作ろうとしたり、今や洗浄機能付きトイレがほぼ最低標準になったり、環境に問題ありそうな泡々な石鹸を良しとしたり。でも日本はこういうスタイルで成長してきて、多くの人が求めるから、イノベーション?を永遠と続けないと立ち行かなくなるのか?

日本製バイクがべた褒めされていたので、トライアンフなど英国製バイクの話題を振ってみたところ、「オイル漏れなどが酷く品質が悪かった」「だから70年代に日本車に追いやられて消えた」「一度潰れたが、今はタイか何処かで作ってるようだ」など酷評してるように聞こえた。
※英国車、トライアンフ愛好者の方がおりましたら気分を害させてしまい申し訳ございません

午前中のんびり過ごした後、小雨の中、
ボトル入りの自家製ハチミツをプレゼント頂き、
昼12時過ぎに次の目的地 Bibury を目指し出発した。

■ 友人の愛車ガンマ500 ■

■ EPPINGからBIBURY へのルート ■

Bibury はイギリスで最も美しいと言われている村。
街並みは地元産の石灰石を使ったハチミツ色の建物で統一されて降り、ゆったりと綺麗な川が街中を流れているとのこと。

走行後間もなく、バイクのガソリンメーターの針がかなり左によっていたので、Motorway ※を走りながらガソリン・スタンドを探した。
※Motorway: イギリスの高速道路のことでアメリカ同様基本的に無料. 「M」で省略表記されることが多い.

走行中、高速出口には日本のSA的なものがあり、たいていガソリン・スタンドが備わっていることを学習した。

SA的といいましたがイメージすると、日本のSAのようなきらびやかさはなく、ガソリンスタンドに小さなコンビニが入ってるくらいの感じだった。

尚、イギリスではいわゆる日本やアメリカにあるコンビニは見かけなかった。古き良きコーナーショップや、私が良く見たのは Sainsbury's や TESCO というイオンの「まいばすけっと」に似ている店はよく目にした。「まいばすけっと」は恐らくイギリスのSainsbury's や TESCO などを参考にしたのでは?と感じた。

ガソリン給油の為、高速を出た。今回の銘柄は BP。
豆知識だが、イギリスでは ガソリンをGAS ではなく、PETRO と呼んでいた。

ガソリン給油は日本と同じセルフ式、支払いは後払いだった。支払いまでは以下の流れだった。
  ①給油機のノズルから燃料タンクにガソリンを注ぐ
  ②店内受付の店員さんに使用した給油機の番号を伝える
  ③店員さんに言われた金額を支払う

尚、ここでのレギュラー・ガソリン価格は リッターで英£ 1.579※だった(汗) 
※ ex £ 1.00≒@JPY181として、約286円/1リットル.

この高さにはショックだった。高速が無料だからペイするかな?・・・と気持ちを落ち着かせ自分を納得させた。
また、イギリスではレギュラー・ガソリン より ディーゼル の方が高いことを知り、これにも軽いカルチャー・ショックを受けた。


今回の旅はイギリスのインフレを強く感じた。依存していたロシアの石油が入らなくなった他、ユーロ離脱により輸入品が高くなった等の影響が大きいのでしょう。日本以上に、国民は政府への不満を抱いているのでしょう。


【2. スピード取り締まり】
イギリス人ドライバーの印象は、「豪快に飛ばす!」。さすが公道レースの国 !?

Motorway で見た速度標識は 「80」 だったが 、それ以上で走る車がほとんどだった(単位: キロではなくマイル. 80マイル≒129キロ)。

私も走行距離が多い日は 100マイル+で走ることもあったが、路面コンディション※ は日本と比べると大分悪いので、80前後で走るように努めた。
※路面: 凹凸があったり、車に轢かれたイタチ類や兎や狐などの小動物が道路に横たわっているのをよく見かけた。路肩に羊や鹿を見かけた時は衝突しないことを祈り速度を落とし走った。

Motorway ではない、国道や県道的な A とか B と言われる道路があり、そこでもイギリス人ドライバーはかなりのスピードで運転していたが、速度標識が「20」とか「30」と表示されているエリアでは、本当にそのスピードまで減速して走っていた。

これには関心した。人の住んでいる街中に近づいたり、学校が近づくと、「20」 の標識が現れるが、理にかなっていると感じたからだ。日本はあまり意識のない人が多いのか、人の多い街中でも、子供の多い学校が近くても、お構いなくかなり飛ばしている印象だ。

また、「20」や「30」の標識には、ほぼ必ず取り締まり用カメラが設置されていた。
イギリスでは、このカメラで厳しく取り締まりを行い、罰金をバンバン徴収しているらしい。
今回、この件でヒヤヒヤしていたのですが、幸い一度もお世話になることはなかった。

【3. ラウンナバウトについて 】
イギリスの交差点は、信号がなく、丸いロータリーになっている。ロータリーに進入し、出るべき道路で出る。
私はこれで何度もやらかした。正しくない道路で出て、かなり先まで走った後、新たなロータリーで引き返してくるを多発した。
Google マップの日本語音声があるにも関わらず・・・。

それなりに車の流れの中で瞬時に判断することが難しく、最後までラウンナバウトへの苦手意識は克服できなかった。

■ BIBURY への途中. 美瑛の丘のような風景が続き見とれた ※撮影が下手ですみません!■

■ BIBURY.  英国一美しい街と言われている■



■BIBURY. ハチミツ色をした歴史を感じる建物で統一されている■

■ BIBURY からCHELTENHAM にあるB&Bの宿までのルート■

■ この日の夕食は日本から持参した携帯食がメイン・ディナー ■