総合護身術 護真会
代表の山本貴史です。
第21回全日本RF武道空手道選手権大会 チャレンジカップに行って来ました。
■ この大会は、本来なら10月に東京で行う予定でしたが、台風の影響で延期になり空手道禅道会総本部のある長野県で開催されました。
10月にはロシア選手団も来日していたようですが、残念ながら今回はその姿が見られなかったのが心残りでした。
然し乍ら、この日のために日々稽古を積み重ねて来た日本の選手たちの表情には、皆一様にして優勝を目指した決意のほどがひしひしと伝わり、寒気に覆われた朝の大会会場を一瞬にして熱気ある空気に変えておりました。
■ この大会は、禅道会の小沢 隆先生が眼の手術を乗り越えられて、久しぶりに公の場にお姿をお見せになられた事や、空手道禅道会の母体でもある日本武道総合格闘技連盟が〝認定NPO法人〟に格上げされた事など、おめでたい事が重なり一層の盛り上がりをみせていました。
■ 私も僭越ながら、来賓席を用意してくださったので、最高の位置から熱戦を堪能する事が出来ました。
本当にありがとうございました!
感謝申し上げます。
■ 試合会場は激しい闘いを次々と繰り広げました。
中でも今年、ロシア遠征でご一緒させて頂きました齋藤 天先生と谷村泰嘉選手の行う試合は、私的な感情も入ったせいか一戦一戦ドキドキしながら観ておりましたが、さすがと思わせる試合運びでお二人共、違う出場クラスでの見事な優勝を決めてくれました。
本当におめでとうございました!
■ 禅道会空手は打撃はもちろんのこと、投げ技も関節技も絞め技も有りで激しいルールです。
しかし、安全面を重視するした稽古法で、多くの子供から年配の方や女性も楽しみながら稽古を続けています。
各人のレベルにしっかりと合わせた稽古内容と試合ルールが成せる業です。
そしてそれは今や国内に止まらず、海外にまで広く伝わり、各国で頻繁に大会が行われるようになりました。
たとえ言葉が通じなくても、一戦を交えた者同士はひとたび試合が終われば友情が生まれます。
それは自らの夢や目標、意地やプライドを賭けて全てをさらけ出して闘った者にしかわからないものなのでしょう。
そんな素晴らしい光景を見るにつけ、私はいつも感動するのです。
試合の勝ち負けだけならSNSやマスコミ媒体などで簡単に情報が入る時代ですが、ナマで観戦すると熱感や空気感、それに両者の思いまでもが伝わって来るのです。
私は、その魅力に取り憑かれた者の一人なのかもしれません。
さらにその後は、近所のラーメン屋で二次会と称して小沢先生たちと楽しい時間を過ごさせて頂きました。
そして、感慨深い一日の終宴。
私たちが寝床に就いたのは、深夜であった事は言うまでもありません。
押忍