▼2019年9月25日、天皇杯JFA 全日本サッカー選手権大会を観戦するために、埼玉スタジアムに息子と出かけました。
本日のカードは、浦和レッズ vs Honda FC。
埼玉スタジアムへ息子と行ったのは今回で3回目です。
サッカーをやっている息子にとっては聖地のようなものなのですね。
スタジアムに向かう道中も、息子のテンションはマックス!
サッカーに馴染みのない私に、ありったけの情報をマシンガン トークで話してくれました。
▼私達は、ホンダ関係者のコネで入場したのでHonda FC側のスタンドからの観戦でした。
▼試合結果は、浦和レッズ 0-2 Honda FC
Hondaにとってはいい試合で、こちら側のスタンドは大盛り上がりでした。
そこで飲むビールのなんと美味いこと!
▼Honda FCも順調にコマを進めてベスト8入り。
次は鹿島アントラーズとの対戦です。
私たち親子はスタジアムをあとに、意気揚々と帰路につきました。
ところが、ここでアクシデントが発生したのです。
▼浦和美園駅から満員の埼玉高速鉄道に乗り、乗り継ぎのために改札を出てJR武蔵野線 東川口駅に向かっている途中、後ろを見たら息子がいない。
辺りを見回しても、赤い群衆だらけで見つける事が出来ません。
何しろ一万人以上の人が一斉に移動しているのですから、その中から背丈の低い小学生の子供を発見するのは至難の技です。
小学生の息子には、まだスマホを持たせていないので連絡は取れません。
危機管理を生業とする私の大失態です。
私はしまったと思いつつも、取り敢えず群衆の流れに沿って乗り継ぎ駅の改札まで向かいました。
こんな時は、下手に動き回ってすれ違いになるよりは、目立つところで待ち受ける方がいいと思ったからです。
改札付近で次から次へと流れてくる赤い群衆を一人一人見ながら、
「今頃は、帰る手段が分からずにベソでもかいているかもしれないな。」などと考えていました。
5分ほど経ったでしょうか。
赤い群衆の中から警察官を従えた(⁇)息子の姿が見えました。
ベソをかくどころか、むしろ白い歯が見えています。
私は胸を撫で下ろし、警察官の方にお礼を言ったあと、
「大丈夫だったか?」
「うん、改札を出た時に、赤い服の人ばかりで分からなくなった。
でも、みんなと同じ方向に行けばパパに会えると思ったから。
それで会えなかったら、まだ後から来てるはずのコーチと友達を見つけて、連絡を取ってもらおうと思った。」
そう言えば、息子が所属するサッカーチームのコーチが10人ほどの子供達を引率していました。
流石は、我が息子!(冷汗)・・・
息子が冷静に状況を分析し、取るべき手段を考え、更に次の一手まで用意して行動した事に、我が子の成長を実感すると共に、自らの不覚を恥じる1日となりました。
〝油断大敵〟
押忍
総合護身術 護真会
総師範 山本貴史