キリンレモン | 小迫良成の【食ブログ】

小迫良成の【食ブログ】

「民以食以天(民は食を以て天と為す)」
「吃是一在世(食べることは生きること)」
 この言葉を心の銘と刻み込み
 食の世界を回遊・遍歴する
 或る音楽家の魂の記録

子供の頃、

私はどんなジュースを

飲んでいたのだろうか・・・

 

保育園に通ってた頃は

土曜日の「半ドン」というのは

なかったので、

ジュースを飲む機会というのは

そこまでなかったような気がする。

 

海水浴などでは「飴湯」を、

遊園地などでは何か色のついた

ジュースなどを飲んだ記憶があるけど、

そのような「行楽の時」以外は

お茶やお水で喉を潤していたと思う。

 

意識してジュースを

飲むようになったのは

やはり小学校に上がってからだろうか。

 

土曜日は「半ドン」で

昼には家に帰るのだが、

両親ともども共働きのため

家に帰っても誰もいない、

2歳違いの兄も含めて

どちらも小さい子供だったので

火を使っての料理も危ない、

‥‥ということで、

この頃は台所にお金が置かれていて

その金で近所の酒屋兼よろず屋の

「下江酒店」に行って

パンとジュースを買い

昼飯代わりにするのが常だった。

 

多分これが

私にとっての

「ジュースのみ始め」

だったと思う。

 

 

下江商店で毎週

パンと一緒に買っていた飲み物は

当時流行していた「ファンタ」だった。

 

ファンタグレープにファンタオレンジ、

菓子パンと良く合うのは

オレンジの方だったけど、

飲んで楽しいのはやはり

ファンタグレープ。

 

一瓶飲むと舌が紫色に変色するので

兄と一緒にその色の変化を

面白がっていた。

 

オレンジも多少は黄色に変色するけど、

グレープほどの大きな変化ではないため

「どっちがグレープを飲むか」

をジャンケンで決めたりして、

オレンジを飲む破目になった時は

「負けた感」が大きかったような‥‥(ワハハ)

 

まあ、小学校でも

当時のファンタのような

着色料が目一杯入っているジュースは

決して推奨されておらず、

夏休み前とかには

「色のついたジュースを

 あまり飲まないように」と

注意されたりしていた。

 

そして、おそらくは学校から

各家庭にそうした注意書きの

プリントが配られたのであろう、

我が家でもジュースの

買い飲みが禁止され、

代わりにビールなどと一緒に

キリンレモンがケース単位で

ストックされるようになった。

 

キリンレモンは学校でも

「これなら飲んでOK」と

太鼓判を押されていたジュースで、

両輪もこれなら安心だと思って

ケースで買い置きしたのだと思う。

 

ちなみに同じく透明な

炭酸飲料の「スプライト」は

ファンタグレープと同じく

「飲んでは駄目」と言われていたが、

あれはきっと

キリンレモンのような無色透明でなく

緑色の瓶に入っていたせいで

「着色料が入っている」と

誤解されたいたような気がする。

 

…コカコーラボトリングが

目の敵にされてたのかも知れないけど…

 

※ 写真はジュースのイメージ(写真ACより)