生姜シロップを作ってみる | 小迫良成の【食ブログ】

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「民以食以天(民は食を以て天と為す)」
「吃是一在世(食べることは生きること)」
 この言葉を心の銘と刻み込み
 食の世界を回遊・遍歴する
 或る音楽家の魂の記録

いやあ、暑くなってきましたね。

 

それも夏の暑さではなく「梅雨の暑さ」、

湿気のある暑さだけにたまりません。

 

気温は高くても30度前後ながら

湿度が高いせいか汗がなかなか蒸発せず

衣類に纏わりついてきたりするのです。

 

こういう時にエアコンのドライをかけると

最初の内は気持ちが良いのですが

元々の気温はそこまで高くないため

今度は湿気を取られて寒さを感じたり…

 

梅雨時ならではの悩みですね。

 

私の場合は仕方がないので

日に二度三度と着替えをすることで

何とかやり過ごしています。

 

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

 

こんな時は結構身体がぐったりして

水分を取るのも億劫になったりしますが、

こういう時のために我が家では

生姜をたっぷり使った

「生姜シロップ」や「生姜ジャム」を

作っています。

 

生姜シロップは炭酸水で割って

「ジンジャーエール」に、

生姜ジャムはそのままパンにつけたり

肉料理などに使ったり・・・

 

「小迫家の生姜シロップ&生姜ジャム」

 

材料(約300g分):

 

シロップ用

 生姜       300g

 三温糖      300g

 水        300g

 レモン果汁    15~30g

 

ジャム用

 三温糖      300g

 水        500g~700g

 レモン果汁    15g

 

作り方:

1.生姜は適当に小さく切った後

  ハンドチョッパーにかけて細かく刻む

 

2.刻んだ生姜と同量の三温糖を鍋に入れ

  しばらくそのまま放置する。(30分~1時間)

 

3.生姜・三温糖と同量の水を入れ火にかける。

  一度沸騰したら弱火にして10分ほど煮込む

 

4.レモン果汁を投入して味をなめらかにし、

  漉し器でシロップ汁を取り出す

 

5.消毒した広口瓶に入れ粗熱が取れたら冷蔵庫に。

  (生姜シロップの完成)

 

6.漉し器に残った生姜を再び鍋に戻し

  水を入れて一度沸騰させる。

 

7.一旦火を止めてハンドブレンダーで

  なめらかになるまで生姜を細かくする。

 

8.焦がさぬよう攪拌しながら加熱し

  水分を飛ばしていく。

 

9.鍋の底が見える程度まで水分が飛んだら

  レモン汁で少し味と粘度を調整する。

 

10.消毒した広口瓶に入れ、粗熱を取って冷蔵庫へ。

  (生姜ジャムの完成)

 

生姜シロップを作る際、

私は10分ほど加熱しますが、

濃さの加減はお好みで。

 

ジンジャーエールを

作るためのシロップですので

「生姜の輪切り」は使いません。

 

360mlのマグカップ1杯分の

ジンジャーエールを作るなら

生姜シロップが大匙3杯程度、

1回のシロップ作りで

6杯~7杯程度のジンジャーエールを

楽しむことができます。

 

ジャム作りで一番大切なのは

焦がさぬように根気よく

水分を飛ばしていくこと。

そのために一番良い方法は

「鍋底の大きな鉄鍋を使う」ですね。

 

ステンレスの片手鍋でもできますが、

水分を飛ばしていく過程で

「鍋の空焚き」に似た状況になり

鍋を変色させてしまう危険があるのですね。

 

でも鉄の鍋であれば

そんなことは気にせずガンガンと

水分を飛ばしていくことができます。

 

ブレンダーにかけるため

多めの水で生姜を薄めてますので

少しでも早く水分を飛ばすためにも

小さな鍋より大きな鍋の方が良いかと。

 

ぜひお試しあれ!