熱心な初心者であれば

「ワイは家でも練習するんや!打ちっぱなしだけじゃ足りねぇやで!」

こういう方もいるであろう。

 

 

とても良い心掛けだと思う。

私もそうである。

 

 

何せ、毎日打ちっぱなしに行ったり

月に何度もラウンドを回っていてはお小遣いが無くなってしまう

 

「人工芝を買って、熱心に素振りしてます!」ラブ

こんな情報を知り合いに話したところ、

「素振りなんて意味ないよ。やめたほうが良い」

こう言うのである。

 

 

全く初心者だった当時はとても不安になった。

何か努力したいが、間違っている可能性があるならすぐにやめようか・・・・

 

 

しかし、今になって断言するが

取り組み方次第で、上達に向けた効果は必ずある。

 

どういう風に取り組んできたか書いていこうと思う。

 

 

 

素振りって、100種類あんねん・・・ 

大きく、3種類に分けて取り組んでいる。

 

 

①細かい動きを確認するための素振り

②脳に動きを刷り込むための素振り

③スイングスピードを上げるための素振り

 

それぞれスピードが異なる。

①<②<③ と進んでいくにつれてスピードは上がっていく。

 

 

 

細かい動きを確認するための素振り 

 

スタンスや体の軸をキープする意識。テークバックの位置やグリップ、フェースの向き。

 

 

こういったパーツを一つずつ確認するため、

目視でフェースの向きを確認できるレベルまで

スピードを落とす

スローな素振りだ。

 

球を打つことのできる環境であれば尚よい。

 

 

パーツを組み合わせて、スイングを作り上げたらスローなまま球を打つ。

飛距離は度外視して、まっすぐ打てたらひとまずスピードを上げる。

 

 

スピードを上げた結果、体の動きに無理が無いか。痛いところはないか確認しつつ

それでもまっすぐ飛ぶなら②へ移行する。

 

 

脳に動きを刷り込むための素振り 

パーツを組み合わせて、一連の動きに仕上げるため

何度も繰り返す。普通のスピードでOK。

※何が普通なのかはちょっとわからない・・・

 

 

体が動きを憶えたら、球を打つ。

 

 

飛距離が出ない!方向性が定まらない!体のバランスを崩してしまう!

自分の前の打席に球が飛んでいく!爆弾

 

 

色んなエラーが出ることだろう。

こうなった時は主に2つの原因がある。

 

 

A.①の段階で作り上げたパーツを

  ②で連動・再現 できていない

 

B.①のパーツのうちどれかが間違っている

 

 

この判断が極めて難しい。

ポイントとしては

エラーが出たらすぐに球を打つことをやめて、

①に立ち返り確認する

 

 

何度も何度も①と②を往復し、スイングを作り上げるのだ。

②で作った素振りが正しいかどうか確認するには、

やはり球を打つのが一番良い。

 

 

③スイングスピードを上げるための素振り
 

②で作り上げたスイングがそれなりに正しそうだった時。

球もまっすぐで、それなりの距離が出るようになった時。

③の素振りへ移行する。

 

 

 

いつもより1.5倍くらいのスピードで振ろう。

ここでのエラーチェックは

スイング中にバランスを保てるか否か

である。

 

 

もちろん、③の素振りを続けていくうちに

体に痛みが出始めたらすぐに中止すべきだ。

 

 

何らかのエラーを確認出来たら

すぐに①へ立ち返る。

 

 

 

結局打ちっぱなし行かなきゃダメ・・・? 

ここまで読んで違和感があるだろう。

「いやいや、家で練習したいんだけど(怒)」

 

 

素振りとは、正しい動きを脳に刷り込む行為だと思う。

結局、実際に球を打って 正解・不正解 を判断したうえで

正しい動きを脳に叩き込む必要がある

 

 

したがって、前準備が必要なのだ。

前準備さえ済めば球が無い状態で素振りをして、十分な練習となる事だろう。

 

 

①が出来ていないのに速度を上げてはならない。反復もNGだ

と思う。

 

 

 

必要な道具とかある? 

家の中に十分なスペースを確保できる人は少ないだろう。

私もそうだ。

 

 

素振り棒を試してみよと思ったが、

家の中でそんなもんを振り回したら普通に危ない。

 

 

そうだ、公園へ行こう。

あれ?広いな。クラブで良くね?

 

 

という事で、私は近所にある公園の隅っこで素振りするため

必要な道具はクラブと人工芝だけだ。

フェースの向きを確認できるし、素振り棒は別にいらないかなと思う。(今は)

※自治体の人に 「素振りしていいですか?」 と確認を取った

 

 

始めた当初素振りをしていたクラブは  pw  8i  だけだった。

人工芝をひとかけらと、クラブを2本だけ持って出かけていた。

 

 

ちなみに打ちっぱなしで練習するクラブも2本だけで、

200球以上を2本だけで打ち切っていた。

 

 

素振りの正解・不正解 

球が無くても、1振り1振りに

正解・不正解 はあったほうがよい。

ドライバーは正解・不正解がわかりにくいため、今も素振りしていない。

 

 

 

ドライバー以外のクラブに関してはインパクト時に、人工芝へ接するため

A.音の種類

B.音のする場所

この2つで判断する事にしている。

 

 

音に関しては、ぎりぎり人工芝にかすった時になる

「キュインッ」 

という音がなったら、正解としている。

 

 

「ダウンブローに打つんだ!球をつぶせ!」

なんていう教えがあり、そんな意識の中スイングすると

「ズドン」「ドシッ」と鳴るが、個人的にこれは間違いと判断している。

 

 

詳しく話すと長くなるが、

そもそも実際の芝で練習しなければターフを取ることが出来ないので

手にダメージが蓄積するばかりである。

 

 

手が痛いけど、無理やりダウンブローにやろうとすると変なスイングになるだろう。

初心者はダウンブローなど気にしなくてよいと思う。

2か月目くらいで 「ダウンブロー  球をつぶすイメージ」 は無視する事に決めた。

 

 

次に音のする場所について、

球があると仮定している場所で音が鳴っているかチェックしていた。

 

 

音がしない・・・・空振りだ。インパクトポイントが左、若しくは前に大きくずれている可能性が高い。または、インパクト前に前傾が解除されて体が起き上がっている。

 

左で鳴る・・・・・シャンク、若しくはスライスするだろう。

 

右で鳴る・・・・・ダフリに近い。無理やり当ててもチーピンになる。

 

 

 

こういう風に、自分で基準を考えて素振りに取り組んでいる。

無論、素振りをする地面が水平ならばこれでいいが

傾斜がついているなら少し考え方を変えなければならない。

 

 

私が通い詰めている公園は若干つま先下がりの為、

音が大きすぎたらNGという評価も付け加えている。

 

 

つま先下がりでいい感じの音が出ても

打ちっぱなしで打つと 大ダフリになる からである。

 

 

 

結局のところ 

自分が上手くなっていった理由の80%以上は素振りにあると思っているが

どのタイミングで間違っていると判断するのかが結構難しい。

 

 

1球打ってダメだったからと言って形をコロコロ変えるのも考え物だ。

 

 

自分のスイングを撮影して、お手本と比較し

「かっこよくなっているか否か」「どこがダサイのか、何がダサいのか」

 

 

こういう評価も加えたうえで球を打ってみて、慎重に判断する必要があると思う。

私のスイングをみて、色んなアドバイスを貰ったが結局

 

 

見た目がかっこいいかどうか

球がまっすぐ、思った通りの距離に飛ぶか

体に無理が無いか

 

 

スイングの正しさはこれだけで判断している。