[厚沢部紹介]
(ホイド穴)
ほいど=難しく書けば、日蓮宗との関わりを
書かねばなりません。が、
ホイド(法衣を着た人)=托鉢のお坊さんから始まって、
=門付けをする人全部を表すようになって、
=ものもらい(乞食)も含まれたほか、
他人の食べ物などを欲しがる人の場合も使われるようになりました。
国道227号線[ホイド穴]は[タカ落し]の隣です。
道路ぶちの岩にポッカリと 穴があいてて
なんの 穴だろう?熊の穴かな?と思えるのですが、
そばに[ホイド穴]と観光案内板が立っています。
◎厚沢部町hpURL
https://www.town.assabu.lg.jp/
(いかけ松の話)
昔、鉄ナベなどの穴を直してくれる人を〝いかけ屋〟と呼んだのですネ。
父親がいかけ屋さんだったので、親の願いは、男の子を、
ある呉服屋にほうこうに出して、将来は、大きな店をやらせようとの希望だったのです。
すると、
奉公先からの連絡で、[松吉ドンはあまりにも頭がよくて、こちらでは使えない]と、
断ってきたのです。父親は、しかたがないから、とりあえずは〝いかけ屋〟でも
やるか。で仕事の仕方をおしえたのです。
?頭が良くてとは?
番頭さんが心配したのは? 松吉に、商品の見本を持たせて、ある侍の家に行かせたら。
暗くなり店をしめてから帰ってきたので、
どうしてこんなに遅くなったのか番頭さんが尋ねたら、
「帰る途中で、ドロボウに襲われたので、今持ってる物は
見本だけで。夜になったら、50両持ってお使いに出るから。それを襲った方が得するヨ」とウソを言い、腹減ってるから。と、寿司やさんに寄って、ドロボウに寿司を
おごらせた。と言うから。これがうまくいけば大物になるけど、
もしかしたら〝ノレン〟にキズのつくような事をしでかすもわからないから、
早いうちに親元へ帰した方がいいのでは?という事になったそうなんです。
使う方もほどほどの子が良かったのですネ。
【やぶいり】
昔は、口減らしのために。また行儀作法を身に着けさせるために、
そして商人になって大金持ちになる、方法を身に着けさせるために、
大きな商店に奉公に出したのです。
金持ちと、そうでない者の生活の差が大きかったからです。
(今でもそうですけれどネ)
里心がついてはいけないから、1年間は、親元へ帰さない掟だったし、
店の用事で、自分の家の近くまで来ても、
絶対自分の家に寄ってはいけなかったそうです。
そして、
2年目のお盆にようやく〝やぶいり〟です。通して考えてみると、
親から離れて、1年半がたってるのですヨ。だから子どもも、親も、
うれしくてうれしくて、その前日は、眠れないものだそうです。
店の方でも、下駄から、はだぎも、ももひきも、着物まで、
全部新品でそろえてくれて。おこづかいも、くれたものです。
やぶいりで帰った子どもの方が親よりも金持ちだった。
お盆も、正月も16日の朝に奉公さきから出て、自宅に
来て、17日の夕方には、奉公先にかえってたのです。