(神様から授かったサカナ シシャモ)
胆振=いぶり管内の[鵡川=むかわ]地方に伝わる話を書きます。
胆振管内とは、
室蘭市を含む広い地域で、 隣が日高管内となります。
アイヌの人たちは クロポックルを神様としてか?
妖精=ようせいとしてか?
とても崇め奉っていたそうです。 クロポックルは フキの葉の下で
暮らしているそうですからキット背丈の小さな神様なのでしょう。
この話題に出て来る神様は 大人の背丈の神様ですから。
クロポックルではないのでは?
鵡川のほとりに住んでいる人が 鵡川のほとりをさかのぼりながら
[こんないい川があるのに 私たちの生活の 糧になるものは なにもないナ!]と
思いに沈んでいると
[モシモシ そんなに考えこんでどうしたのですか?]と、すぐそばからの声に、
ドキットして顔を揚げてみると、白いヒゲをはやしたおじいさんが立っておりました。
川をさかのぼって来た人は 今の事情を こまごまと語ると
[よしわかった。それでは この川に 柳の葉を流しなさい
なにかいいことがあるはずだから・・・]
[ありがとうございます]と頭をさげて また おじいさんのほうを見ると、
不思議やおじいさんは 深い霧に包まれたようになって、
だんだん 遠ざかるようにして 見えなくなってしまいました。
それでは!と柳の葉を流したところ
やがて のぼってきたのが あの有名な〝シシャモ〟 だったという話です。