6日
(鑑真忌=がんじんき)
中国揚州(江蘇省)の人。
渡日を志して五度失敗し、その間に失明したが、天平勝宝5年(753)来日。
東大寺に初めて戒壇を設け、
聖武上皇らの帰依を受け、唐招提寺=とうしょうだいじを創建して戒律の根本道場と
した。大僧都=だいそうずとなり、大和上=だいわじょうの号を受けた。渡来の事情は
唐大和上東征伝=とうだいわじょうとうせいでんに詳しい。
:鑑真忌波のひとつが巌を越え    黛まどか(まゆずみ まどか)