(柳=やなぎ)
雌雄異株。主に早春、花が穂状か尾状につき、種子は
白毛があって風で飛び、柳絮(りゆうじよ)という。街路樹や庭園樹などにされる。
コリヤナギ・ネコヤナギなど多くの種があるが、葉の細長いシダレヤナギをさすことが
多い。ケショウヤナギ・オオバヤナギ・ヤマナラシ・ポプラなども含まれる。《季 春》
:田一枚植ゑて立ち去るやなぎかな    芭蕉
柳は、陽木=ようぼくだから、陰気な幽霊が好んで、柳の下に立つのだと
言われてるのですね。
○柳絮=りゅうじょ
白い綿毛のついた柳の種子。また、それが春に飛び漂うこと。
:ひとすぢのりゅうじょの流れ町を行く    普羅