(おがしない)
なぎさに、じいさんいわと、ばあさんいわがあって。二人ともおそろうの
三角の傘をかぶって、ゴメにくそかけられて。白くなったので、ある日、じいさんが、
[ばあさんやあ、おがしなことだますのー
こうやってゴメにくそかげられて白くなるまで手をつないでよう]と、
二人で大声で笑って、ばあさんが手を離したら、ばあさん岩が、
ずぶずぶと沈んでしまって。今は、爺さん岩が寂しくも一人になってしまった事から、
ここの集落を「おがしない」と呼んでるのですね。