【男爵薯の誕生】:bachikko脚色
江戸に福田徳=とく三郎が居て、子どもが18人居たそうです!、呼び名=あだ名をじゅさぶろうと、
18人の子どものうち長男を禄太郎と、二番目を福太郎と、この話は、この二人の息子を
中心に書きますネ。

禄太郎は放蕩なので、長男息子ながら、二番目の福太郎を跡取りと決めたのでした。福太郎はまるで
名前が表してるように幸福を背負って来たようなもので、財は残すし、人徳があると言うのか?、
仲間からも重宝されて!商店組合の役も持たされてるし、

ある年末の福田家の忘年会の時、禄太郎は12月のはじめに、福太郎から800両もらいうけてたのに、
忘年会の夜、父と母の離れ屋敷の玄関の戸の外で、母が居るかどうかの様子をうかがってたのですネ。

ははが、忘年会で疲れたので、一休みするとて別宅へ来てたのです。それと知るや!、
〝お母上様〟と、〝禄かい?〟、〝しんばりをはずしてください〟、〝一寸待ってなさい〟と、

女は弱し、されど母は強しのはずなのですけど、300両ばかり、お金を融通してもらいたくて!と、
〝お前って子はどうしようも無い子だネ〟と、するとご本宅からの廊下をこちらに来る人の足音、
〝それッ あの足音は福の足音だヨ、お前はこの間も福から金をもらったばかりだろう、今またでは
顔を合わせにくいだろう、さっさ炬燵の中にでも隠れなさい〟と、=堀炬燵なのでしょう?!

福が来て、〝お母様残り物ですけども、おつまみにと持って来ました。お母様の処には、年末に訪問客もある事でしょうから、召し上がってもらってくださいナ!、お酒も酒屋が銘酒だと置いてった酒一升持って来ました。お金も300両持参しました〟と、
まるで禄太郎が居る事を承知してるような話なのですネ。

〝私はこれから組合の忘年会に顔を出して来ますから〟と、

やっと炬燵から出れた禄太郎、
〝母上様銘酒たってたいしたもんではないだろうが、一杯だけ飲ませてくださいナ〟、
〝ダメッ お前は酒を飲むと気が大きくなってダメだから〟、〝一杯だけですヨ〟
=一杯だけでやめれる酒飲みが居るのでしょうか?、私は今そうですけど。

〝思いがけなくいい酒だからもう一杯を〟と、それを繰り返して、五杯も飲んで、300両もらって、
外に出ようとしたら、母が〝お前は子どもの頃からよく転ぶ子どもだったから、
転んでお金を落とさないように〟と

せせら笑って外へ出て〝いつまでも子どもだとおもってサア〟と、〝あしだ〟ですから歯の間に
雪がはさまってコロリンと、〝ヤヤッ転んでしまった〟と、300両もあるのだから、吉原へ行って総揚げして一遊びして、150両使ってもまだ150両あるからお金は間に合うと思う?と、懐をさぐって見たら、〝アッ お金が無い〟、探しながら来た道を戻ったのでした。

福太郎は組合の忘年会のおひらきのあいさつを頼まれ、おひらき!同じ方向に帰る人と肩を並べて歩いてたら、あしだの歯に雪では無い固い物がはさまったので、ポンット蹴ったら黒い塊が、
手に取って見たらサッキ母の処において来た袱紗包みだった。

急いで母の処へ、母は〝禄が落としたのだネ、それジャアアあの子は死ぬしかないだろうに、、、〟と泣くばかりでした。

福太郎は母をなだめながら〝お兄さんは幸の薄い運を戴いて生まれたのですネ?、いくらお金を持たせてもすぐに元の木阿弥になるし、今だってお兄さんが来てる事がわかってたから、お母さんに
お金を預かってもらったのに、お金の方からお兄さんを嫌ってしまうなんってネェ。
一升しか入らない袋にそれ以上なにかを詰め込むと、袋が壊れる〟と言いますものネ。と、その言葉をヤットたどり着いた兄禄太郎が戸口で聞いてたのでした。

家に入れてもらって!禄太郎が〝福ヤ、オレは馬鹿だった、今までの事は許してチョウダイ!、サッキの話を聞いて目が覚めた!、だから頼むから10両だけ貸してくれ!〟と、福太郎は〝なにを言うのですかお兄さん、このお金はお兄さんにあげようとしたお金ですからこのままお持ちください!〟と、

禄太郎はその金を持って福島〝県〟に行って開墾をして、!ひと財産を作り!、北海道の亀田村で農場を作り沢山の人を雇っての農場主となったのです!、そして新種の薯を誕生させ!、親不孝を重ねた事を反省して、この薯に

明治維新で各大名は!男爵!とか!子爵!などの称号をもらいましたネ!、勝海舟は子爵をもらったので、〝五尺の体の置場が無く四尺=ししゃくだ〟と、明治天皇が伯爵にしてやりなさい!で、
伯爵をもらった!、などとまるで作ったような話もあるのですネ。

サテ、?薯の名は、!だんしゃく薯!、自分がもらえなかった、お褒めの言葉!男爵!を
つけたのでしょうネェ!?
士爵をスマホで調べてネ!