◎初蝶・はつちょう、蝶
:初蝶のひらひらこぼす童唄    宇咲 冬男
:靴ひもの結び目に止まったチョウチョ    中学3年男子(函館艀=はしけ俳句会)
初蝶=もんしろ蝶を意味してて。最初に見た日を募集し記録してるのですね。
蝶と蛾の見分け方を知らない人には無理な話ですけどもね。
◎春の蜂
:質問に蜂の巣の挙手参観日    古鷹
「冬の蜂」や、「春の蜂」を季語としてるのは、冬には、女王蜂だけが抱卵して
生きてて、他の蜂は皆、永眠するのですね。
春の蜂は、越冬した女王蜂が、一羽で、巣を作り、産卵して。働き蜂を増やして、
仲間を多くして。巣を大きくするとともに雄蜂も誕生させて。
蜂一家の活動を始めるのですね。
◎しらうお(サケ目シラウオ科の海水魚。内湾にすみ~4月に川を上って産卵する。
全長約10センチ。体は細長く、頭部が扁平で胴から尾にかけて側扁し、腹面に2列の
黒点が並ぶ。半透明で、死後は白色不透明になる。冬に美味。シロウオとは別種。
女性の白く細い指にたとえていう。「しらうおのような指」)
:「雨に獲ししらうおの嵩(かさ)哀れなり    秋桜子
◎子安貝=こやすがい(タカラガイ科に属する巻き貝の俗称。
特に大形のハチジョウダカラガイをさすことが多い。安産のお守りとされた。→
宝貝(たからがい))
こやすがき、とも言う。
:こやすがい二見の浦を産湯かな    其角
◎花菜=はなな(花を食用とする野菜。
カリフラワー・ブロッコリーなど)ここでは、
菜の花を指してる。「花菜」は「菜の花」の副題です。
:一片の花菜浮かしてうしほ汁    美甫
◎薺の花⇔(なずなは冬の季語)
:郵便夫なづな咲く道もどり来る    しろみ
◎春灯=しゅんとう(春の夜のともしび。)
:しゅんとうや衣桁に明日の晴の帯    風生
:春燈や今日ありしこと今日告ぐる    降矢とも子
◎菅笠=すげがさ(スゲの葉で編んだ笠。すががさ。)
:菅笠や網を繕ふ漁師の影    たかし
:すげがさや面(おもて)つつみて御岳人    古郷