【おりえ婆さん異聞】
おりえさん、?それってなに者?、ですよネ。

ある時、江差に見慣れないお婆さんの姿が、地からわいたか?、天女だのと、
しょりが天から降りたのか?、その婆さんは、明日の事を予言したり、未来を語ったりするので、
不思議な婆さんだったのですね。

江差の海に、なにが起きたのか?、さかなが一匹も捕れなくなってしまいました。おりえさんは祈りました!、
すると白髪の老人が現れて、
[この瓶の中の物を海に流しなさい。
するとニシンと言うさかなが押し寄せて来る]と、

おりえさんが瓶を受け取って、瓶の中を覗いたら、白い液体があったので、?これはなんですか?と
尋ねようとして、
爺さんを見たら、もはや姿は無く。

ではと、瓶の中身を海に流したら、海面は一変して乳白色になりさかながドドット押し寄せて来たって物!、

これが爺さんの言う〝鰊=ニシンなんだな!〟と、でもどの漁師も捕り方を知りません。そこでまた、
おりえさんは祈りました。また現れた白髪のじいさんが、
[網で捕るんだヨ、いいか、網の大きさは、お前の背丈にしなさい。網の目はお前の歳の数にする事]と、
言い終わると爺さんはパット姿を消してしまいました。

姥紙神社、おりえ婆さんだから姥神ではないのですネ、姥神神社の境内の片隅に、おりえさんの祠があり、
よってご神体では無い。を示してます。

海面が乳白色になるのは、メスが産卵して、オスが白子をはきだして、白くなるのですネ=胎外受精。
さかなで、胎外受精をしてるのはなーにスマホでどうぞ!

江差の海で、最後に群来たのは、大正2年、それから百年もたった、17年2月に群来たので、
昔の江差は「江差の五月は江戸にも無い」と、浮き立ったのでした!、大正時代の五月とは、旧暦なのです。
◎言葉の説明
○翁=おきな=男の歳よりの事、時には男女共に使われることもありますネ。
○嫗=おうな=女の歳より。
○群来=くき=ニシンが群れて来る事
○おりえさんの背丈、5尺3寸、歳の数62歳