【瓢箪屋裁き】
大塩平八郎のひょうたん屋政断。
♪百なりや蔓一筋の心あり    加賀千代
むかし大阪に ひょうたん屋と言う 薬屋があったそうです。
主人ひょうたん屋金平が 
[年も重なったので、そろそろ、跡継ぎのことを考えなければならない]と、
思いましたが、3人いる息子のだれに相続させるかと悩んでしまいました。

当時の戸籍法では、?そんなモノあったのかナ?、マアいいや、人別帳とでも?、
なんとかの甚六で長男と決まっていた訳ですが、

長男〝金太郎〟は、〝茶や遊び〟、〝泊まり遊び〟までの味を覚えてしまった 遊び人、

そこでこそっと、一人づつを別々に呼んで
[お前に、この、瓢箪屋の遺産を相続するから、決して無駄にこの財産を使わないように。
この瓢箪は、瓢箪屋にはなくてはならない、しるしなのだから]と

して 3人の息子に渡しました。

二番目の息子〝金治郎〟は、とても賢いのです。が、3番目の〝勤三郎〟が
これまた、長男に負けない道楽者なのでした。

♪朝=あしたの紅顔夕べの白骨
とかと、朝顔にやどる露よりもろき身の定め とか
お文さんは、教えてくれてます。

瓢箪屋の主人も、ふとしたカゼで床につくや長くもなく、無情の風に誘われて
十万億土とやらへ、旅だってしまいました。

!サア相続です!
[わしだ!、わしだ!証拠の瓢箪を、チャンット持っている!]
でも、3人とも持っているのですから、解決のしるしとはならない訳です。

♪千なりもつるひとすじの心かな    加賀の千代

相続権争いでもめにもめましたが、だれ一人解決する策もなく、
時の町奉行長谷部山代之守=はせべ やましろのかみに
[おおそれながら]と
さばきを、お願いしましたが、いかに、奉行と言えども、みっつの瓢箪からは、
なんのヒントも得られません。

そこで 吟味与力、〝大塩平八郎〟を呼んで
[そなたに、この 瓢箪屋裁きを任せるから]と、
渡してしまいました。
加賀の地よの 句 で
♪百なりや蔓ひとすじの心あり
と言う句があります。が、世の中に出回ってる〝句〟は、〝千なり〟です。
この句の意味は、百も千もなる瓢箪でも、〝元就〟だけは、どんなに形が悪くても、
立たせるとチャンット立ち。あとの 、〝うらなり〟は、どんなに形が良くても、
決して立てないものだ。と、
詠んでいて、千代の作句の中でも、特に優れた句とされてるのです。

おしらすに3人を呼んで、瓢箪を立たせて見ると、〝金治郎〟の瓢箪だけが、
チャンット立ったそうです。
※一件落着※

俳句の世界、〝俳諧〟では、一件落着では無かったのですね。
?千代の句がth果たして〝千なり〟だったのか?で、
墓になにか手がかりが無いだろうか?、墓には、〝百なり〟と、

♪百なりや蔓一筋の心あり    加賀千代