(牡丹に猫part3)
爺さんが出かけた後、甚五郎は、婆さんの棺おけと、留守番をしてました。
?なんで、農家なのに、こんなに建物が大きいのだろう?、奥の間からなんだか人が、
責められて苦しんでるような、うめき声が、聞こえて来てるような気がして、
さぐって見たら、昔は代官所だったらしくて、拷問の道具などが、あるのでした。
すると、婆さんのかんおけが、ガタリと、音がして、蓋の板がずれて、婆さんが
立ち上がった。ので、さすがの甚五郎も驚きました。
サアット一陣の風が、でも、そこは宮大工の甚五郎!、風上を見ると、松の木に光る
二つの目。あれだなと、腰の革袋から取り出したノミを、二つの目の真ん中をめがけて
投げたら、「ギャアア」と手ごたえがあって、婆さんも、コトリと音立てて
倒れました!、かんおけに、優しくおさめて、香をたむけて、弔ってたら!、にぎやかな人の声!、爺さんと村人たちが来てくれたのでした。