[臭いでマタギ]

私の生まれた部落に耳の聞こえないマタギがいたのです。が、熊捕の名人なのです。が、耳が聞こえないためになのか?、臭覚が発達したのか?、山に入ると、熊が居れば
熊の臭いが、プンプンする。と、熊の居所を見つけやすいと言うのですヨ。

あるとき「八の字」=アゴの下に白い毛の生えたデッカイ熊を捕って来て、外からでも
見えるように!、かしらを飾ってたのです。下の牙が、うわくちびるの上まで
伸びてるのです。

みなさん 「月の輪熊」と、間違わないでくださいネ!、北海道に居る熊の中で、この
アゴの下に白い毛の生えた熊ほど恐ろしい熊は居ないのです。
この熊の事を「八の字」と呼んでますヨ。どうして八の字かと言いうか?と、アゴの下の
白い毛が鼻の延長線でとぎれているから八の字ヒゲのように見えるからなのですヨ。

この白い毛がかざりとなるので、敷物としてはとても重宝がられるのですヨ!、

昔青森と北海道が陸続きだったそうですから?、もしかして、月の輪熊のdneがエゾ地に残されていたのではないでしょうか?

私も目が見えなくなり、耳も片方聞こえなくなってから、臭覚が急速に発達して
あれやこれやと物議をかもし出しておりますヨ。