[江差の繁次郎では無く、厚沢部村目名生まれの福田繁次郎伝説]
(しころ)
あるニシン場での出来事です。ある日のこと、親方に言われて、ヤン衆たちが、
山に薪を採りに出かけました。

みんなが一生懸命に働いてるのに、繁次郎は木の根ッコに腰かけて、プカリプカリと煙草を吸ってるので、
[?繁次郎、テメイへば、木切らねいのが?]と、
[なにな、せぐなじゃ、まだ、日はなげいもんだもの]と

夕方になって、みんなが木を背負って帰ろうとしたら、
[おいっ、おめいだんぢ?その木なんって木だが、知らねいのが?、それ、シコロって木だで。しは死だべ。コロはころりだべね。親方に、叱られると思わねがや?]と、
漁師さんは信心深いものだから!

みんなもそう言われれば、それもそうだな!]と
思って、背負った木をおろして、また別のきを切ってると、繁次郎が
[さああ、オラアア帰るどォオ]と、
みんなが見ると、今、みんなが背中からおろした木を背負ってるので、
[繁次郎?その木縁起の悪い木でねいのが?]と、
[なにな!1ころ(ひところ)でも、4ころ(しころ)って
名前の木で、たいした縁起の良い木なんだね]と、