いさば屋
◎いさば屋=行商のさかな屋。店を構えてるさかな屋もいさば屋とも言うことあり
店を構えてる場合はだいたいはさかな屋と言います。が、
貧乏して食うウニ困った かの繁次郎、浜に行って小さくて売り物にならないような
みんなが捨てたかれいを拾い集めて、いさば屋に早変わり。
?サテ みなさん、浜にさかなが捨ててあると思いますか?、昔は あったんですヨ。
だから江差には京都弁やら 関西弁やらがあるのですヨ。北前船の乗組員たちが、
[江差の浜に行くと 小判が拾える]と
連れて来た人たちが住み着いての言葉なのですネ。
鰊の大漁の頃は、スケソウ=スケトウダラをしらみたがれと言って、浜にドンドン捨てたものなのですネ。
繁次郎に戻りますネ。
拾った小さなカレイをかついで、いさば屋ですヨ。
[おおがれい おおがれい]と
みんなは、
[オヤッ 繁次郎も真面目に稼ぐ気になったのが?!、したら買ってやるが]
それがなんっと みんなが捨てた 手のひらガレイなんですから、
[繁次郎ッ まんだこったらごとして]と
繁次郎なんのその
[小さいカレイだからおがれおがれ]と
言ったベネ。
◎言葉の説明。
○おがる=成長する。