鮭を育てる試みpart2
敗戦の色も濃くなった頃鮭の人工孵化事業を推進する旨の通達が各自治体に入ったらしく村役場所在地(俄虫)では、なん人かの人が名を連ねて申請書を作ることになったそうです。その仲間には目名=めなの出身者も混じっていたそうです。道庁から過去の実績を聞きたいと役人が来ることになったそうです。

上の山=かみのやまでの実績は確かにあるのですが、
元あったドライブインの横の河のあたりで

記録はなにもないそうです。そこで[あれはあんであったべ、これはこうであったベ]と俄かに資料を作って道庁からの役人を迎えたそうです。一目で俄か作りであることはわかります。[ガリ版印刷]で指で強くなでるとインクがづれるからです。役人は[ハイわかりました]と言い残してその場を立ち去りました。目名=めな村に向かったのです。目名=めな橋のたもとの家に人影を認め、立ち寄りました。[この川で昔鮭の孵化をしたと話に聞きましたが本当ですか?]するとその屋のぬしは[ああやったやったゆるぐねがったども面白れがったエ!]と答えたものですから役人はしてヤッタリの顔ツキニなり[その記録のようなものありますか?]すると家主は[これほんだます]と目のまえの柱にブラサガッテいたかなり黄変して、よごれたとじこみを手渡しました。役人が開いて見るとあめ色に変色してしまって解読は不可能に近いものだったのですが役人はその冊子からなにを読み取ったのか認可申請もしていない目名川に[孵化事業の認可]がおりたのです。