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みっちゃんのセカンドライフ生活

59歳で早期リタイヤしました。
早期退職に役立つ情報やセカンドライフのお金の話など発信していきます。

チャールズ・エリスの著書『敗者のゲーム』は、現代の株式投資市場を「アマチュア・テニス」になぞらえ、投資で成功するための本質的な戦略を説いた投資の名著です。 


要点は以下の通りです。


現代の投資は「敗者のゲーム」である:プロのテニスは自らの「決定打」でポイントを獲得する「勝者のゲーム」ですが、アマチュアのテニスは相手の「ミスショット」によってポイントが決まる「敗者のゲーム」です。現在の株式市場は機関投資家や高性能なテクノロジーが支配しており、個人投資家が積極的に銘柄選択や売買のタイミングを狙って市場平均(ベンチマーク)に勝ち続けることは極めて困難になっています。


重要なのはミスを減らすこと:市場平均を上回ろうと積極的に売買する試みは、手数料や税金といったコストの発生、市場予測の難しさ、感情的な判断による「自分のミス」につながり、かえって損失を招く可能性が高いです。


取るべき戦略は「インデックス投資」:成功の鍵は、市場平均に勝とうとするのではなく、長期的な視点を持って市場の成長の恩恵を享受することです。具体的には、低コストのインデックスファンド(市場全体に分散投資する投資信託)を活用し、長期保有するという受動的な(パッシブ)戦略が最も有効であると提唱しています。


長期的な資産形成に集中する:短期的な市場の変動に一喜一憂せず、自身の投資目的やリスク許容度に基づいた長期的な資産配分計画(インベストメント・ポリシー)を策定し、それを規律正しく守り続けることが、結果として最も確実な成功への道であると結論付けています。 


つまり、『敗者のゲーム』は、「市場に勝とうとするな、自分のミスを避けることに集中せよ」というメッセージを通じて、シンプルで長期的なインデックス投資の優位性を説いています。 


個別株でインデックスに勝てないのは、個別株特有のリスク(企業業績の変動、不祥事、倒産など)が大きいためです。また、インデックスを上回るリターンを得るには、専門知識、時間、売買のタイミングを的確に見極める能力が必要となり、これらを継続的に行うことが非常に困難だからです。


インデックスに勝てない理由

  • 特定の企業に依存するため、その企業の業績不振や不祥事で株価が急落するリスクがある。
  • インデックスは多くの銘柄に分散されているため、個別の株価変動の影響を受けにくいが、個別株ではリスク分散が難しい。
  • 企業分析や多くの知識・情報・経験が必要で、感覚的な投資で継続的に勝つことは非常に困難。
  • プロの運用者でさえ、インデックスに勝ち続けるのは難しいとされる。
  • 売買タイミングの見極めが難しく、企業のファンダメンタルズだけでなく、市場環境や経済動向、さらには個人の心理的な影響も考慮する必要があるため、売買のタイミングを見極めるのは容易ではない。
  • 心理的な影響で、ニュースや市場心理に惑わされ冷静な判断ができなくなりやすい。初心者が市場平均以上を狙おうとすると、「リスクの割にリターンが小さい」と感じる傾向がある。

インデックス投資が有効なケース

  • 「ほったらかし」でも成果が期待できる。個別株のように頻繁な分析や売買タイミングの見極めが不要なため、長期的に見て安定した成果が期待できる。
  • ローリスク・ローリターン。ハイリターンを狙うには個別株に劣る可能性があるが、リスクを抑えながら着実に資産を増やすことが期待できる。
  • 初心者にも向いている個別株のような専門知識がなくても始めやすく、市場平均(インデックス)に連動する投資成果を目指せるため、初心者でも無理なく始めやすい。

投資で失敗する人は、リスクの理解不足、感情に流される、情報に頼りすぎる、短期的な利益を求めすぎるといった特徴を持っています。具体的には、損失を確定させたくない心理から損切りが遅れたり、価格変動に一喜一憂して売買タイミングを誤ったりします。また、勉強不足で専門家に任せきりだったり、詐欺的な「おいしい話」に飛びついたりするケースもあります。


知識や理解不足
  • 投資には価格変動、為替変動、信用リスクなど様々なリスクがあります。リスクを理解せずに投資を始めると、損失につながりやすくなります。
  • 専門家のアドバイスに頼りきったり、他人の情報を鵜呑みにしたりして、自分で判断しない人は失敗しやすい傾向があります。心理的な問題
  • 株価の変動に一喜一憂し、感情的に売買を繰り返してしまう人は、冷静な判断ができなくなりがちです。
  • 損失を確定させたくないという心理から、損切りを先延ばしにしてしまい、損失を拡大させてしまうことがあります。
  • 「簡単に儲かる」「数日で大金が手に入る」といったうまい話に弱く、投資詐欺に遭うリスクがあります。具体的な行動の誤り

2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態をのぞく機会は限られます。


ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。


シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。


35歳・年収500万円会社員女性の積立投資の取り組みと運用成績は?


今回は埼玉県に住む35歳女性の資産運用エピソードを見ていきます。


世帯年収:本人500万円、配偶者400万円

現預金:300万円、リスク資産:150万円


■リスク資産の内訳

・投資信託:150万円


■積立投資実績

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/NISA2023年から


2023年からeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に「月3万円程」の積立投資を始めた


月の投資額は必要に応じて調整しているそうで、投稿のあった202510月時点の運用実績については「元本110万円評価額150万円」と、積み重ねがしっかりと利益を生み出している様子です。


「運用当初からほぼほぼプラスで推移している。2023年から2024年は上昇。(一時は下落したものの)最近も上がり率が続いたため+35%の運用益となった。まだ3年目だがすでに40万円増加しているので、余力があればもう少し投資に回したい」と説明されています。


35歳・年収500万円会社員女性の思う積立投資のメリット


積立投資を始めてよかった点として、「先取り貯金のような形で投資できる。投資した分の金額は純粋に元本として積み重なり、さらに運用益も増えていてお金が貯まっている実感が感じられていてよい。お金に対する意識がかわった」とコメント。


一方で、「毎日の数字の上がり下がりでつい一喜一憂してしまう」ため「10年、20年の長いスパンでどっしり構えて運用する心持ちが必要だと感じている」そう。「老後資金として(NISA非課税枠)ギリギリまで積み立てる予定」だが、もし「なにか突発的な理由があれば必要分だけ切り崩す」つもりだと言います。


これから積立投資を始める人へは、「すぐに引き出せる現預金も確保しつつ、余力のある投資からスタートするといいと思う」とアドバイスしておられました。

ストップ高の銘柄を狙い撃ち

「持っていることを忘れていた」のリアル