子供嫌いな俺の母親だが、
孫は少しは可愛いと思ってくれているようだ。
特に、次女に甘い。(逆に長女にはいつもキツい言葉が…)
それでも母親の中の一番は自分の妹(叔母)なのだ。
次女の幼稚園のお迎えが無くなってからというもの、
俺の母親は朝から夕方まで家に帰ってこない。
ずっと叔母の家へ入り浸っているのだろう。
次女が帰ってくる頃に、家で待っててあげるということをしない。
俺が学生の頃は、働いていることを理由にしていたが、
そんなことは関係ないということが証明された。
時間があろうがなかろうが、
子供のために時間を使おうとしない。
そんな思い、考えもしないんだろう。
本当に、あの、子供大好きで優しい祖母の娘なのか?と
疑いたくなるほどだ。
子供嫌いは、解消されることは無いんだ。
食べ物の好き嫌いのように、いつか克服されたらよかったのにな。
・・・というのは無いものねだりか。
5月の連休に、嫁ちゃんが
救急病院での仕事が入っていたため、
義父母のところへ娘たちを行けなかった。
そしたら、つい先日
「連休会えなかったなぁ」なんて
遠回しに「会いたい」という感じのLINEが
義父母のほうから嫁ちゃんへ届いたらしい(笑)
正直、俺は、そういうの嬉しい。
すぐにお互いの予定を合わせて、
先日、富山県氷見市にある
『海浜植物園』へ義父母と一緒に行ってきた。
数年前まで、この植物園には、
本当に、様々な植物しかなくて(汗)
興味がない子供たちを連れて行けるところではなかったのだが、
ここ数年の間に、子供たちが大好きな遊具や広場が設けられ、
展望レストランには、大人も子供も食べられるメニューがあり、
子供たちは大満足だった。
大人の俺たちも、座って子供たちの遊んでいる様子を
眺める場所があるから、のんびりできた。
娘たちは土曜日が運動会で、
月曜日が振り替え休日だったから、
平日なら混雑してないだろうと思って行ったけど、
予想に反して、子供たちの団体が来ていて、
ちょっと混んでいた(汗)
それでも、娘たちも義父母も嬉しそうだった。
ほかのご家庭の話を聞いていると、けっこうな割合で、
「義父母には子供を会わせない」みたいな話をよく耳にする。
しかし、俺の場合は、そんなことはしない。したくない。
俺は結婚前、ご両親へご挨拶に行った時、
例の決め台詞「娘さんをください」という言葉を言わなかったのだ。
嫁ちゃんは『物』ではないから。
そして、結婚すれば、ご両親とも親族として
お付き合いしていくことになると思っていたから、
「家族になってください」と、俺は言ったのだった。
・・・それはそれで、俺の言葉の意味が伝わらず、
ご両親は「ください」の言葉をずーーーっと待っていたから、
「これ、いつ終わるの?」という感じだった(笑)
そんなこんなで、俺は義父母を自分の家族だと思っている。
はっきり言って、義父母の方が実の親より好きな方だ(笑)
それは、きっと・・・いっしょに住んでいないからだろうけど。
あちらも、どこか遠慮されているのを感じるから、
でも、なんというか・・・
相手と話していて分かる。伝わってくる。
この人たちは、心が温かいって。
いつだったか、嫁ちゃんが
娘たちの写真を義父のスマホへ送ったらしいけど、
義父は、スマホの操作が分からず、
その保存の仕方が分からなかったようで・・・。
LINEで送った画像には期限があり、
いつの間にか見れなくなっていたそうだ。
そこで、嫁ちゃんがその場で再度、写真を送ったのだが、
やはり操作が分からない様子。
嫁ちゃんが教えてあげればいいものを、
これまたメンドくさがって教えてあげない(汗)
(まぁ、実の親には素直になれないものだから分かるけど)
そこで、その場で俺が操作の仕方を教えてあげた。
すると、娘たちの写真を保存した後で、
義父が
「これで、いつでも見られる。」って。
めっちゃ笑顔で言ってた・・・。
もうね・・・その笑顔が、たまらなく嬉しくて。
こっちの心まで温かくしてくれるような笑顔で。
俺は、こっそり泣いた(泣)
あぁ・・・
子供好きな両親って、こんな感じなんだぁって。
いつもいつも温かくて、嫁ちゃんの心配してて、
お互いに減らず口たたきあってるけど仲が良くて(笑)
娘たちの成長をいっしょに喜んでくれて・・・
特に、長女をちゃんと可愛がってくれる。
いつまでも可愛がってくれて、家族として愛してくれている。
その愛情が、ちゃんと伝わってくる。
こういう親の元に生まれたかったなぁと。
・・・無いものねだりと分かっていながら。
(きっと、義父母の子として生まれたところで、
無いものねだりは無くならないだろうけど。)
子供の頃の俺が思い描いていた、理想の家族像。
叶わなかった、温かい両親と過ごす日々。
今は、義父母の義理の息子として・・・
あの頃、叶わなかったことを、
疑似体験させてもらっている感じだ。
義父母と家族になれて、本当によかった。
俺は幸せ者だ。
だからこそ、俺としては、
なるべく義父母に、
娘たちを会わせてあげたいと思っているし、
嫁ちゃんが実家へちょいちょい行っても、ぜんぜん構わない。
もちろん、あまりにもお世話になり過ぎて、
義父母の予定や調子を狂わせない程度に、だけど。


