逆噴射家族 | いつもと同じはずが無い ~ミー将軍と共に~

いつもと同じはずが無い ~ミー将軍と共に~

ミー将軍てのは先代であります。猫ですが将軍でした。
天国に旅立ちましたが、今後も先代の魂とともに頑張りたいと思います。

ブログの内容は何を書くかとか決めません、ノープランでやってます。
ただ言えるのはこれが『とある猫が好きな将軍』の頭の中であります。

どうも!猫将軍でおます!

 

いや~、こないだジョナサンで飯食ってる時、

バーバラに言われちゃってね~

「アナタちっとも邦画紹介しないじゃない!この非国民!」てね

 

もちろん邦画だって好きさ!

好きさ好きさ!スキトキメキトキスさ!

 

でも私もねー、思ってたんですよ

ちょっと邦画少ないなって

でもそんなんじゃダメ♪もうそんなんじゃホラ♪

心は進化するよもっともっと♪

という訳で(何がだよ)今回紹介するんわコイツよー

 

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とうとうこれを紹介する時が来たか…

伝説のカルト映画『逆噴射家族』!

原案・脚本は『おぼっちゃまくん』でお馴染み

漫画家・小林よしのりさん

そしてなんと1984年の映画なんですねー

 

あらすじ

主人公はやっとの思いでマイホームを購入した

サラリーマン・小林勝国(小林克也)。

そして彼は妻(倍賞美津子)と浪人生の息子(有薗芳記)、

そしてアイドルを目指す娘(工藤夕貴)との四人で

憧れのマイホームで暮らし始めるのです

 

しかしある日、九州で兄夫婦と暮らしていた筈の勝国の父(植木等)が

兄夫婦と上手くいかなくなり転がり込んでくるんですね

 

突然の父(祖父)の出現により、家族達の不満は積もっていくのです

…といってもこの家族、もともと全員ちょっと問題ありなんですよね

 

やがて様々な問題は勝国の狂気へと繋がり、

ある大事件へと繋がっていくのです…

 

 

と、こんな感じの滅茶苦茶な映画なんですが、

まぁベースはギャグなんでしょう

でも風刺も入っています

当時の日本の問題が色々盛り込まれています

個人的には本気で社会派映画だと思ってます

 

あと、あらすじの段階であらかじめ書かせて頂きました

登場する面々がとにかく凄い!まぁ30年以上前の映画ですけど(笑)

小林克也さんてこういう演技やるんだって思いました

でもとてもイイ、本当にイイ

マイホームへの異常な執念を見せ、

狂気へと蝕まれていく小林克也氏の怪演がとにかく素晴らしい

 

倍賞美津子さんも可愛らしい天真爛漫な奥さんを演じてます

でも、心の奥には不満を募らせているんですよ

 

有薗芳樹さん、名前見ても分かりませんでした…

でも顔見たらすぐ分かりますよ!

いろ~んなドラマや映画に出てくる方です

当時は20代で、浪人生役をやってます

そして当時は受験生がノイローゼになって、

金属バット殺人なんかが話題になっていた時代なんですね…

 

さらに工藤夕貴さん!当時12歳で正に体当たり演技ですね

ブリブリな喋り方がなんとも言えません(笑)

 

まぁなんとも濃い~映画に仕上がっております

でも最後、意外にも爽やかなハッピーエンドだったりします!

本当の幸せはマイホームや良い大学やアイドルなんかじゃない、

家族と楽しく暮らすことなんだなぁって思えました

 

なんでも元々、

小林よしのりさんはこれを漫画で描こうと思ってたらしいんですが

編集者らの「親父が主人公じゃ感情移入できない」という、

理不尽な理由によりボツにされてしまったということです

でもその結果、こうして素晴らしいキャストで映画化されて

私なんかは「ラッキー♪」なんて思ったりもするんですけどね

ちなみにこれ、噂では海外で高評価を得たらしいです

 

という訳で、いわゆるカルト映画とも言えるこの、

ハチャメチャだけど風刺も愛も詰まった『逆噴射家族』!

興味を持たれた方は是非どうぞ!

私の場合はどこにもなくて、でもどうしても観たくて、

TSUTAYAで取り寄せてもらいましたww

 

 

おしまい