それでもやり遂げなければならない事が世の中にはある。
人によってその対象は異なるけど。
全てを分類するならば、
恋愛・家族・夢に大別されると思う。
銀行員の友人が入行店を異動することになった。
彼と最後に会った時、
「その支店を去る時に、いなくなってしまう事を悲しんでもらえるよな活躍がしたい」
と話していた。
彼にとってのやるべき事とは、
支店に名前を残す事、
その為に責任を持って、
骨身を削って、
挑戦し続ける事だったんだと
そんな風に思う。
残念ながら、僕には到底辿り着ける領域ではなかった。
だけど、それはそれでいい。
僕がやり遂げなければいけない事は、
彼と違い仕事ではないから。
僕がやり遂げなければならない事は、
自殺をせずに、生き続ける事だ。
一人の夜を、
想いが交わることのない夜を、
どんなに苦しくても
生命だけは投げ出さずにいることだ。
僕はレベルが低い。
しかしレベルが低いうちは、その場に適したフィールドで生き抜けばいいじゃないか。
ポケモンも最初は1番道路でレベル2のコラッタを倒すことから始まる。
トキワシティからセキエイ高原に続く道にはゲートがあり、バッヂを8つ集めないと先に進めないようになっている。
つまりはね、そういう事なの。
ゆっくり、育っていきたいの。
生命に限りがあるけれど、
たくさんのことに挑戦するというよりは
苦しい時間をより少なくして気持ちよく過ごしたいんだ。
快楽をやり遂げた人は、
この世界にどれくらいいるのだろうか?
結局、僕が言いたかったことって
一体何なんだ?