人手不足というより「安価な労働力」不足?このままでは日本はさらに低賃金な国になってしまいます。 | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

にっこり 3月末の「暑さ」は峠を越えたようです。明日から日本の本州以南は「菜種梅雨」に戻るようです。北海道はすこし寒くなるとか。

無気力 この「寒さ」、なんとなくウクライナで大量の通常兵器のドンパチがあって分煙・塵を上げ続けているせいではないかな?って私は思うのです。ちょっとした火山噴火ぐらいの噴煙・粉塵量ではないのか?どこかの火山で大噴火が起きれば、たちまち寒冷化する地球ですから。

 ま、この私の考えの根拠は示せません。あくまでも「そう思っている」だけです。またコロナの3年間のアナログ面での経済活動不活発や、はでに地球温暖化に「貢献」していたと思われる、中国の経済活動低迷も少しは「地球温暖化」の歯止めになっているかもしれないし・・・。

 

凝視 今日は新聞を読みました。

 日本の人手不足問題。外国人労働の枠をさらに広げて(こういうことが、自民党政権の閣議でどんどんと勝手に進みます)。外国籍の人が日本で働くための在留資格である「特定技能」にさらに「自動車運送」「鉄道」「林業」「木材産業」の4分野加えるとか。これで「介護」「建設」「製造」「清掃」「整備」「宿泊」「飲食」「農業」「漁業」などなどに加えて「16分類になって、ほぼ現業をカバーすることになりそうです。でも、この「各分野」に認められた「労働」が条件付きで悪評だった「技能研修」とさほど変わりません。要するに困ったときだけ条件付きで使える「安価な労働力」という性格はそのまま。さらにこの各分野で低賃金(たとえ最低賃金を上回っても)労働が一般化すると言うことは、日本全体の賃金レベルを引き下げることになるわけです。

 

煽り そもそも、なぜ日本の人口が急激に減り続け、そして労働力が不足しているのか? 若い人達がまともに働けないからです。社会保証制度が脆弱だからです。「日本の誇り」であった、層が厚い「技術力が高い中小企業労働彩」の賃金が底を打っているからです。だから多くの労働者は子供を育てる資力を持てない。家を持つのに驚くほどの長期ローンを組むこともできない(そもそも子供いないから、老後も払いつづけることになる)。

 大切なのは、大企業がため込んだ金を賃金としてはき出すこと。そもそも岸田政権はこの問題を「新資本主義」で「再分配」するなんて嘘をついて成立しています。が、やっていることは労働者の虎の子の資産を「企業に投資」させるということです。 

 

にっこり 今日の日本経済新聞は1面に、日本の求人倍率などの「政府統計」が実態を反映していない状態を「人手不足映せぬ政府統計」という問題について、「「チャートは語る」という分析記事を載せています。日本の労働者の求人状況は、政府のデータの元になる「ハローワーク」では把握できなくなっているのです(それ以前に安倍政権下での労働分野でのデータねつ造もありましたが)。いま、日本の労働力市場は民間エージェントが中間マージンをとって、労働者への賃金を削る形で広く形成されてしまっています。また、スポット労働とか個人事業主とかの、より条件が悪い「労働」がまかり通るようになっています。そして行政絡みのハローワーク、人材センターなどはパソナなどの利権企業と結びついて、十分で公平な職業訓練もできていないのです。

真顔 要するにいまの日本は、一部の(それもどんどん減りつつある)高給公務員、大企業の正社員以外はかつかつの賃金で、それではさすがに日本人労働力が十分得られないから「外国籍労働者」を導入するという状況になっているのだと思います。

 当然、このような政府の「棄民政策」は、「日本人」の人口をさらに減らします。唯一の人口増加策は外国籍の人の希望により「日本国籍者」を増やすことですが、それは日本に時代遅れの国家感(神国日本的な民族国家観)がある限り難しいのではないか?

真顔 自民党政府はどうしようも無いから捨て置くとして、「自民党後」の日本で、私たちはどれだけ「日本」の旧弊を新た改められるのか?智恵の出しどころですが、どれだけ希望がもてるのか・・・予防

 

凝視 今日の毎日新聞4面(総合面)に機能性表示食品問題について「アベノミクスの負の遺産?」という、経過を追った記事がありました。良く纏まっているので興味ある方は一読を。

 「紅麹」がどうとか、ということでなく、企業の宣伝・うたい文句が十分な検証もなく通用してしまっているいまの「機能性表示食品」そのものに大きな問題があるのです。これはアベノミクスで行われましたが、誰が儲けたのか?それはテレビの「健康食品」類のCMを見ればよく分かります。

煽り 私は小林製薬などは、これに手を出さなければ良かったのに、って思っています。ブルーレットやサワデーの路線で良かったのに・・・、たまたま本当の製薬会社じゃないのに「製薬」が社名にあったから、無理したのかな(商機と感じたのかな)?

 

☆写真/画像は上から今日18時前の練馬の夕空。黄砂が来ているようです。2枚目は15時の天気図。冷たい高気圧が大陸からやってきます。3~5枚目はこのブログで取り上げた新聞記事です。

 

ふとん1 おやすみなさい。ふとん3