今年は中国語学習。でも中国関係の新しい「語学教材」や「ドラマ」は言論抑圧政策の影響がでている? | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

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  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

ニヤリ 今日の東京は雨。天気図を見ると菜種梅雨前線の一番西側に発達中の低気圧があります。この低気圧が午後から夜にかけて纏まった雨を降らせるようです。そして、水曜日には一旦天気がよくなり。その後徐々に春爛漫の季節に入っていきます(と思います)。

 

ニコニコ 今日は雨なので、爺は無理せず少し抑えめに動きます。

 午前中は自宅で録画したドラマ見たり、4月からの語学学習の予定を決めたり・・・。

 趣味の外国語、中国語を今年はやるっていうことにしていますが、新しい教材はありません。これまでのNHKのラジオとテレビの講座テキストと画像。それに放送大学の中国語講座。新しい教材使わないから1年掛けてゆっくりと再学習。それも良いかもしれません。

 

キョロキョロ なぜ新しい教材を使わないのか?それは今の中国の状況が教材に反映しているからです。NHKのテレビ・ラジオも中国の「現在」「現実」を教材には取り上げません。教材が「宇宙探検もの」だったりしています・・・。

 中国は習近平態勢の締め付けは、ドラマ制作にも及んでいるようで、現代物は社会矛盾を描かないし、警察はいつも正義だし、歴史物は皇帝を批判しません。一方「周辺異民族」は必要以上に悪く描いている感じ。

 ウー・ジンイェン(呉謹言)さん主演の「尚食」(2022年制作)は期待していたのですが、このドラマもやはり締め付け感あり。ウー・ジンイェンさんは「苦境から這い上がって(復讐を果たしつつ)成功する」的な役柄が持ち味と思うのですが、このドラマではそれよりも「中国文化の素晴らしさ」が強調されているようです。多彩な中国料理が次々と登場します。もとは「チャングムの誓い」だと思うのですが・・・・。当局のドラマ制作条件に「中国文化を世界に発信する」とかあるのでしょうかね?

 

キョロキョロ 日曜日の読売新聞7面に中国の人達から「個人の言葉」が聞こえなくなった。というコラムがありました。今中国では公的な場での発言はかなり神経質になっているようです。政権批判や中国の矛盾を感じさせる発言は控えられる?

 ドラマもだから、ファンタジーものが多くなります(架空の世界だと、少し「悪」「権力」を描きやすいし、言い逃れもできる?)。歴史劇も始皇帝と明の永楽帝の評価は高い(一つの中国の強調と一路一帯制作絡み?)けど、主流は架空の時代か(歴史上の人物の評価を避けるため? これでは制作サイドはやる気なくしているでしょう。そして志ある者達の中国離れはさらに進んでいると思います。

えー 毛沢東の時代なら「毛沢東思想」というテキストがあって、それを上手く活用できたけど、いまは習近平思想?中身はないですから、ただ役人や党の人間の機嫌を取るしかない?

 

ショボーン あと5年は駄目かな?なにしろ中国は大きいのですぐには現状は変わらないし、いまは変わるべき条件も少ない。経済的・社会的矛盾が爆発しても、それはさらに独裁的な権力で抑えようとするから・・・。

 私が生きているうちに、次の時代の面白い「中国ドラマ」や「映画」見てみたいですけどね。

 そして、そんな中国のことが、ある面「いまの日本のことでもある」というのも嫌ですね。日本のマスメディアは、権力側(とスポンサー企業側)しか見ていないですから。

 

ウインク さてと、出かけることにします。帰り道はきっと大雨?

 

☆写真/画像は上から今朝8時の雨雲、今朝6時の天気図(気象庁サイトから)、中国ドラマ「尚食」のポスター(番組紹介サイトから)。日曜日(3/24)の読売新聞7面のコラム。「尚食」の一場面(番組紹介サイトから)。このドラマは中国的に「チャングム」を作ったものだと思います。中国はいま海外向けに「中国料理」を観光の目玉として打ち出しつつ、料理の政界でも中国が一番っていう中華民族優位主義を打ち出しているようだから。このドラマは「政策に沿ったドラマ」なのかな?

 

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